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2007年01月02日

07年 1月 ガーデンプランツ (レインワルチア、大実ツルコケモモ、エクメア「ブルーレイン」、カランコエ「デザートローズ」、ビバーナム・ティヌス

エクメア「ブルーレイン」  Aechmea ` Blue Rain ´ 園芸種   パイナップル科 ○セールスポイント エクメアにはファシアータ、サンゴアナナスなど、花の美しい種類が多く、一世を風靡。同じ仲間のグズマニアは目まぐるしく進化し、今では主要な鉢花として人気。エクメアには未来型の花の出現花が待たれる。それが本種。真っ赤な花茎に青紫色の小花が宝石のように輝く。 ○付き合い方 寒い季節、暖かい室内は異空間。青い宝石を散りばめたような花を見ながら空想の世界を旅する。寒さには注意、時々、葉水をスプレー。花は2ケ月位楽しめる。置き場所は明るい室内。夏、株元に子株(吸枝)が出、ある程度の大きさになったら切り離し、水苔を巻いて小鉢に移す。 クラウンベリー(Cranberry)(別名:大実のツルコケモモ)  Vaccinium macrocarpon                北アメリカ東部原産              ツツジ科 ○セールスポイント 秋遅く畑が真っ赤なると言う。そこに水を張り、クラウンベリーの実を浮かべ収穫、ジャムの原料。園芸品種も多い。同じ仲間のブルーベリーやコケモモは白い提灯状花、本種は違う。花弁は細く反転、下向きに咲く。その可愛い花に大きな実をつける。実は酸味が強く生食に不向。 ○付き合い方 蔓性の為、腰高の鉢に単品で植えるか、ハンギングの寄せ植えに入れ、茎を下垂させる。又、長く伸びた枝は切り詰め、和風の鉢で床の間にも飾れる。春、鹿沼土にピートモスを混ぜた酸性の土で植え替える。場所は日当たり。真夏は乾燥に注意し半日陰に。地植えは低い場所に。 カランコエ「デザートローズ」(別名:唐印)   Kalanchoe thyrsiflora ` Desert Rose ´                   南アフリカ原産       ベンケイソウ科 ○セールスポイント 戦後の趣味の園芸はサボテンや多肉植物で始まった。それらの植物は輸入されると日本名が付けられ、その名は現在でも使われている。本種もその一つ、1950年代に導入され「唐印」の名が付く。本種は葉全体が美しい赤銅色。「デザートーローズ」は「砂漠のバラ」の意。 ○付き合い方 大きくて丸い葉が幾重にも重なった大株が良い。鉢はブリキ製かテラコッタ。植物の持つ魅力が十分感じ取れるようにして楽しみたい。置き場所は日当たりの窓辺。冬は保温に努める(10℃以上)。古株になると抽台し背丈が60cm位になり、黄色い筒状花を咲かせ芳香を放つ。 レインワルチア(別名:雲南月光花) Reinwardtia indica インド北部原産  アマ科 ○セールスポイント アマ科でよく知られているのは「リナム」。大家族で花色は豊富。昔から繊維や油を採った有用植物「亜麻」も含まれる。本種は2種のみの小家族。5枚の花弁が深く重なり合い、まん丸で大きなお月様のような花を晩秋から春に咲かせる。葉は鮮緑色で茎は細く、草のような亜低木。 ○付き合い方 花付きの鉢植えを入手したら、日の当たる軒下か室内の窓辺に置く。春になったら一回り大きい鉢にやや深めに植え替え、肥料を与える。更に茎を半分位に切り戻すと夏には株元から吸枝が多数出て株が茂る。太平洋岸の暖地なら地植えも出来るが、冬に葉は痛み、花は春になる。 ビバーナム・ティヌス    Viburnum tinus 地中海地方南東部原産   スイカズラ科 ○セールスポイント 真冬の庭で濃緑色の小葉を密生させた低木に赤い蕾が枝先に固まって付く。同時に別の枝にはメタリックブルーの美しい実が成る。ビバーナムの仲間は大変多い。本種は樹姿がコンパクトで英国では古くから植えられてきた。今日では多くの園芸品種が生れ、矮性種や班入葉種が人気。 ○付き合い方...続きを読む...

2006年12月22日

12月のガーデンプランツ(コーレア、エラチオールベゴニア「アールヌーボー」、磯寒菊、斑入天竺菅、ペルネぺッチア)

ガーデンセンターおすすめ/06年12月ガーデンプランツ ペルネッチア「ウインタータイム」 (別名:真珠の木)                Gaultheria mucronata 「Wintertime」   チリー、アルゼンチン原産 ツツジ科 ○セールスポイント 18世紀にイギリスに導入され、今日までに数多くの園芸品種が生み出された。日本へは昭和40年代に導入され「真珠の木」の名で種苗カタログで販売されたが普及しなかった。近年、オランダで生産された完成品が直接輸入されその美しさからあらためて注目を浴びるようになった。 ○付き合い方 冬は暖房の効いていない室内か屋外。春になったら植え替えをする。ピートモス単用のものは根を水洗いし、ピートモスと鹿沼土の混合土で植え直す。4~5月頃に白~薄桃色の可愛い花が咲く。実を付ける為には異なった株を一緒に置く必要がある。夏は半日陰で涼しく管理。 エラチオール・ベゴニア「アールヌーボー」     Begonia ×Hiemalis                      園芸種               シュウカイドウ科 ○セールスポイント 1960年代、業界の誰もが羨望の眼で見つめていた花、「リーガースベゴニア」は生産者の努力で良品が大量に生産されるようになったが、あきられた。イメージを一新した新品種の登場が待たれていた。そこで登場したのが本種など。育成者は愛知の鉢花生産者「戸谷猛氏」。 ○付き合い方 植物は声を出さない。そして我慢する。環境が悪ければダメージは蓄積し、この植物の魅力が十分伝わらないまま花は終わってしまう。冬は低温に注意し光も十分に当たる窓辺に置く。潅水は必ず午前中。花の終わった株は春に切り戻しをして、植え替える。夏は涼しく管理。 イソカンギク(磯寒菊)  Aster pseudo-asa-grayi 日本(山陰地方か?)原産  キク科 ○セールスポイント 茎は太く多肉質、地面を這う。葉も肉厚、丸くて小さいが、艶があり冬の光を浴びて輝く。茎の先端部には花径4cmにもなる大きな青色デイジー状花が咲く。その祖先は暖かい奄美大島などに自生するハマベノギクと言われる。なのに何故か雪の舞う頃、屋外で咲く変わり者。 ○付き合い方 腰高の鉢か、大きめの軽石に穴を開け植え込む。ロックガーデンには最適。常緑の多年草で古株になると茎は木質化。寒さには強そうに思われるが意外にも寒風を嫌い、真冬は霜よけがあると安全。乾燥が過ぎると葉を落とす。春から夏は肥料と水を十分に与え生育を促す。 コーレア・リフレクサ    Correa reflexa  オーストラリア南部原産                                       ミカン科 ○セールスポイント ミカン科と言えば熱帯アジア原産の柑橘類がその代表。遠く離れた豪州においてはボロニア、サザンクロスなど乾燥に強い常緑低木として異なった進化をした。それらの花はどれも可愛く魅力的。本種は細長い筒状、紅色、先端部、緑黄色。種間交雑による園芸品種も多い。 ○付き合い方 花が釣り鐘状で年末の頃よく咲く為、クリスマスの鉢植えや寄せ植えに最適。置き場所は軒下か室内。厳しい寒さを嫌う為、潅水は控えめ。地植えは不向き。春になったら一回り大きめの鉢に植え替える。用土は培養土に鹿沼土を2割程混ぜた土が良い。夏は半日陰で長雨に当てない。 班入テンジクスゲ(天竺菅)   Carex phyllocephala  `Sparkler´                         北アメリカ原産         カヤツリグサ科 ○セールスポイント スゲは日本に200種も自生。殆どが雑草。古くは「菅笠」の材料。葉は細く、節間がない。花茎だけが伸びる。本種は異端者。茎を伸ばし節々に幅の広い葉を付ける。そして美しい外班入葉に。植木の産地、稲沢で発見されたと土地の人は言う。量産されていないのが残念。 ○付き合い方...続きを読む...

2006年11月09日

11月のガーデンプランツ(アラム・イタイカム、ソリダゴ、アオキ「ロザニィー」、ダンドク、西洋カマツカ)

ガーデンセンターおすすめ/06年11月ガーデンプランツ アラム・イタリカム          Arum Italicum                         南欧、小アジア、北アフリカ原産        サトイモ科 ○セールスポイント 秋、落葉樹の下でトウモロコシの実が真っ赤になったようなものが櫛刺しにされ、地面に立っている。回りに葉はなく、その光景は異様。誰かがいたずらをしたのかと思う。葉は12月頃から出始める。その葉は三角形で葉脈は白い模様となり美しい。花は仏炎苞、黄緑白色で筒状。         ○付き合い方 サトイモ科の球根は春に植える事が多いが、本種は秋に植える。植え付け後すぐに芽を出し12月頃には葉を茂らす。寒さには強いが、樹木の下のような場所が良い。実を付ける為には3~5球、固めて植え、同時に咲いた花同士で交配をする。夏には休眠し花茎だけが残る。 ソリダゴ         Solidago Hybrid Cultivers 園芸種      キク科 ○セールスポイント 秋、荒れ地で猛威をふるっているセイダカアワダチソウと同属種と聞くと嫌われそう。ところが、今、カスミソウやスターチスなどと共に切り花として人気。北米原産の原種を基に作り出された園芸種。茎は剛直、背丈は1m以上になり大きな円錐型の花穂は葉が見えなくなる程。 ○付き合い方 近くにある植物を枯らしてまで繁殖する性質は持ち合わせていない、からご安心を…。宿根草や低木類と一緒に庭に植えるか、大きめの深鉢に寄せ植えにする。生育が旺盛でよく繁殖する為、殖えすぎら、株を掘り起こし、小さくする事が重要。宿根草花壇では欠かせない作業。 アオキ「ロザニィー」  Aucuba japonica ROZANNIE  日本原産    ミズキ科 ○セールスポイント これほどドラマに満ちた木はない。欧州に持ち込まれたのは1783年。それは雌株。日本では真っ赤な実が付く事を知った。雄株がなくては実が成らない。1861年、ロバート・フォーチュンはその雄株を求め来日。1864年には実の付いたアオキが英国の展覧会に出品。 ○付き合い方 変化に富んだ美しい班入葉種の多い中、本種はただの緑葉、しかし真っ赤で艶のある実が付き、背丈はやや低い、鉢仕立てに最適。一般にアオキは雌雄異株。しかし本種は雌、雄健在の両性花、雄株がなくても1株で実が成る。青磁の陶器鉢に植え、和風感覚で室内に置きたい。 ダンドク     Canna indica      熱帯アメリカ原産   カンナ科 ○セールスポイント 花は原種にこそ、その魅力が潜んでいる。今日のカンナを生んだ「ダンドク」。先人は「美人芭蕉」の名をつけた。アメリカ大陸発見後、タバコ、ヒマワリと共に欧州に渡り、同時に日本にも渡来。花は細弁でシンプル。雄しべ、雌しべ、共に健全、よく結実し、面白い実が付く。 ○付き合い方 葉は長楕円型、葉先は尖り、節間は長く、背丈は1,5m以上、伸び伸びと育つ。その美しい草姿は宿根草とも1年草ともよく調和し高低差のある花壇が出来る。ベランダなどでは10号以上の深鉢に植え、秋遅くまで楽む。冬、地下に塊根を残す。これを凍結させないよう注意。             西洋カマツカ(別名:アロニア)     Aronia arbutifolia                                北アメリカ原産     バラ科 ○セールスポイント もう30年も前、植木の産地、稲沢でストランバエシア・ダヴィディアーナの名で仕入れた事がある。これは中国原産、常緑低木。外観は本種に似ている。横枝はあまり広がらず、茎は真っ直ぐに上方に伸びる。姿勢の良い落葉低木。感心するのは花が咲けば間違いなく実が付く事。...続きを読む...
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2007年01月02日

07年 1月 ガーデンプランツ (レインワルチア、大実ツルコケモモ、エクメア「ブルーレイン」、カランコエ「デザートローズ」、ビバーナム・ティヌス

エクメア「ブルーレイン」  Aechmea ` Blue Rain ´ 園芸種   パイナップル科 ○セールスポイント エクメアにはファシアータ、サンゴアナナスなど、花の美しい種類が多く、一世を風靡。同じ仲間のグズマニアは目まぐるしく進化し、今では主要な鉢花として人気。エクメアには未来型の花の出現花が待たれる。それが本種。真っ赤な花茎に青紫色の小花が宝石のように輝く。 ○付き合い方 寒い季節、暖かい室内は異空間。青い宝石を散りばめたような花を見ながら空想の世界を旅する。寒さには注意、時々、葉水をスプレー。花は2ケ月位楽しめる。置き場所は明るい室内。夏、株元に子株(吸枝)が出、ある程度の大きさになったら切り離し、水苔を巻いて小鉢に移す。 クラウンベリー(Cranberry)(別名:大実のツルコケモモ)  Vaccinium macrocarpon                北アメリカ東部原産              ツツジ科 ○セールスポイント 秋遅く畑が真っ赤なると言う。そこに水を張り、クラウンベリーの実を浮かべ収穫、ジャムの原料。園芸品種も多い。同じ仲間のブルーベリーやコケモモは白い提灯状花、本種は違う。花弁は細く反転、下向きに咲く。その可愛い花に大きな実をつける。実は酸味が強く生食に不向。 ○付き合い方 蔓性の為、腰高の鉢に単品で植えるか、ハンギングの寄せ植えに入れ、茎を下垂させる。又、長く伸びた枝は切り詰め、和風の鉢で床の間にも飾れる。春、鹿沼土にピートモスを混ぜた酸性の土で植え替える。場所は日当たり。真夏は乾燥に注意し半日陰に。地植えは低い場所に。 カランコエ「デザートローズ」(別名:唐印)   Kalanchoe thyrsiflora ` Desert Rose ´                   南アフリカ原産       ベンケイソウ科 ○セールスポイント 戦後の趣味の園芸はサボテンや多肉植物で始まった。それらの植物は輸入されると日本名が付けられ、その名は現在でも使われている。本種もその一つ、1950年代に導入され「唐印」の名が付く。本種は葉全体が美しい赤銅色。「デザートーローズ」は「砂漠のバラ」の意。 ○付き合い方 大きくて丸い葉が幾重にも重なった大株が良い。鉢はブリキ製かテラコッタ。植物の持つ魅力が十分感じ取れるようにして楽しみたい。置き場所は日当たりの窓辺。冬は保温に努める(10℃以上)。古株になると抽台し背丈が60cm位になり、黄色い筒状花を咲かせ芳香を放つ。 レインワルチア(別名:雲南月光花) Reinwardtia indica インド北部原産  アマ科 ○セールスポイント アマ科でよく知られているのは「リナム」。大家族で花色は豊富。昔から繊維や油を採った有用植物「亜麻」も含まれる。本種は2種のみの小家族。5枚の花弁が深く重なり合い、まん丸で大きなお月様のような花を晩秋から春に咲かせる。葉は鮮緑色で茎は細く、草のような亜低木。 ○付き合い方 花付きの鉢植えを入手したら、日の当たる軒下か室内の窓辺に置く。春になったら一回り大きい鉢にやや深めに植え替え、肥料を与える。更に茎を半分位に切り戻すと夏には株元から吸枝が多数出て株が茂る。太平洋岸の暖地なら地植えも出来るが、冬に葉は痛み、花は春になる。 ビバーナム・ティヌス    Viburnum tinus 地中海地方南東部原産   スイカズラ科 ○セールスポイント 真冬の庭で濃緑色の小葉を密生させた低木に赤い蕾が枝先に固まって付く。同時に別の枝にはメタリックブルーの美しい実が成る。ビバーナムの仲間は大変多い。本種は樹姿がコンパクトで英国では古くから植えられてきた。今日では多くの園芸品種が生れ、矮性種や班入葉種が人気。 ○付き合い方...続きを読む...

2006年12月22日

12月のガーデンプランツ(コーレア、エラチオールベゴニア「アールヌーボー」、磯寒菊、斑入天竺菅、ペルネぺッチア)

ガーデンセンターおすすめ/06年12月ガーデンプランツ ペルネッチア「ウインタータイム」 (別名:真珠の木)                Gaultheria mucronata 「Wintertime」   チリー、アルゼンチン原産 ツツジ科 ○セールスポイント 18世紀にイギリスに導入され、今日までに数多くの園芸品種が生み出された。日本へは昭和40年代に導入され「真珠の木」の名で種苗カタログで販売されたが普及しなかった。近年、オランダで生産された完成品が直接輸入されその美しさからあらためて注目を浴びるようになった。 ○付き合い方 冬は暖房の効いていない室内か屋外。春になったら植え替えをする。ピートモス単用のものは根を水洗いし、ピートモスと鹿沼土の混合土で植え直す。4~5月頃に白~薄桃色の可愛い花が咲く。実を付ける為には異なった株を一緒に置く必要がある。夏は半日陰で涼しく管理。 エラチオール・ベゴニア「アールヌーボー」     Begonia ×Hiemalis                      園芸種               シュウカイドウ科 ○セールスポイント 1960年代、業界の誰もが羨望の眼で見つめていた花、「リーガースベゴニア」は生産者の努力で良品が大量に生産されるようになったが、あきられた。イメージを一新した新品種の登場が待たれていた。そこで登場したのが本種など。育成者は愛知の鉢花生産者「戸谷猛氏」。 ○付き合い方 植物は声を出さない。そして我慢する。環境が悪ければダメージは蓄積し、この植物の魅力が十分伝わらないまま花は終わってしまう。冬は低温に注意し光も十分に当たる窓辺に置く。潅水は必ず午前中。花の終わった株は春に切り戻しをして、植え替える。夏は涼しく管理。 イソカンギク(磯寒菊)  Aster pseudo-asa-grayi 日本(山陰地方か?)原産  キク科 ○セールスポイント 茎は太く多肉質、地面を這う。葉も肉厚、丸くて小さいが、艶があり冬の光を浴びて輝く。茎の先端部には花径4cmにもなる大きな青色デイジー状花が咲く。その祖先は暖かい奄美大島などに自生するハマベノギクと言われる。なのに何故か雪の舞う頃、屋外で咲く変わり者。 ○付き合い方 腰高の鉢か、大きめの軽石に穴を開け植え込む。ロックガーデンには最適。常緑の多年草で古株になると茎は木質化。寒さには強そうに思われるが意外にも寒風を嫌い、真冬は霜よけがあると安全。乾燥が過ぎると葉を落とす。春から夏は肥料と水を十分に与え生育を促す。 コーレア・リフレクサ    Correa reflexa  オーストラリア南部原産                                       ミカン科 ○セールスポイント ミカン科と言えば熱帯アジア原産の柑橘類がその代表。遠く離れた豪州においてはボロニア、サザンクロスなど乾燥に強い常緑低木として異なった進化をした。それらの花はどれも可愛く魅力的。本種は細長い筒状、紅色、先端部、緑黄色。種間交雑による園芸品種も多い。 ○付き合い方 花が釣り鐘状で年末の頃よく咲く為、クリスマスの鉢植えや寄せ植えに最適。置き場所は軒下か室内。厳しい寒さを嫌う為、潅水は控えめ。地植えは不向き。春になったら一回り大きめの鉢に植え替える。用土は培養土に鹿沼土を2割程混ぜた土が良い。夏は半日陰で長雨に当てない。 班入テンジクスゲ(天竺菅)   Carex phyllocephala  `Sparkler´                         北アメリカ原産         カヤツリグサ科 ○セールスポイント スゲは日本に200種も自生。殆どが雑草。古くは「菅笠」の材料。葉は細く、節間がない。花茎だけが伸びる。本種は異端者。茎を伸ばし節々に幅の広い葉を付ける。そして美しい外班入葉に。植木の産地、稲沢で発見されたと土地の人は言う。量産されていないのが残念。 ○付き合い方...続きを読む...

2006年06月19日

カキラン、黄花シラン、日々草「夏の架け橋」、白糸蛍福袋、ベロペロネ「エピーナ」、コンボルブルス「メアリーチーク」

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2006年08月11日

サンスベリア図鑑 1

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2006年08月11日

サンスベリア図鑑 2

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2006年08月11日

サンスベリア図鑑 3

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2006年10月01日

06年 10月のガーデンプランツ

ガーデンセンターおすすめ/06年10月ガーデンプランツ ツルコウジ(蔓柑子) Ardisia pusilla 本州中部以西に自生    ヤブコウジ科 ○セールスポイント ヤブコウジ、万両、カラタチバナは江戸時代からもてはやされ、多くの園芸種を生んだ。ところが同属種でもう1種あったが今日まで誰も見向きもしなかった。茎は這いながら勝手に伸び、葉縁は切れ込みが入り荒々しい。秋に実が着け、冬に赤熟、艶があり美しい。 ○付き合い方 庭木の下などに地植えも出来るが、5~6号の浅鉢か4~5号で和風の深鉢に植えるのが良い。茎は蔓性で鉢の中でまとまりにくいがやや深植えにして茎を固定させる。それでも株の形が乱れるが、その荒々しさが自然な風情で魅力。春になったら外に出すが、直射光と風通しを嫌う。     センニンソウ(仙人草)   Clematis terniflora            北海道南部以南、朝鮮、中国、台湾に自生      キンポウゲ科 ○セールスポイント 秋、草むらの中で白い小花が群がって咲いている。センニンソウである。園芸種として栽培される事はなかったが、クレマチスの繁殖用台木に使われた。原種系クレマチスが人気の今日、是非本種にもスポットを当てたい。花は4弁の十文字咲き。夏も鮮緑色の羽状複葉も魅力。 ○付き合い方 株元が日陰になり、いつも適度な湿り気のある場所に地植する。樹勢が旺盛な為、草花や低木を覆ったり、樹木に絡まって登ったりする。不用な枝を切り捨て、残った枝をトレリスやフェンスに誘引する。鉢植えは10号位の深鉢に1m以上の高さのアンドンを立て巻き付ける。 カリガネソウ(雁草)  Caryopteris divaricata 日本全土、朝鮮、中国に自生                                   クマツズラ科 ○セールスポイント 丈夫な宿根草、数年すると株は径1m、背丈は1m以上の大株になる。その先端部に青い小花が多数、穂状に咲く。花型が面白い。シベは上方で弧を描くようにカールし、花は逆立ちをしているよう。その花型は何故か遠いアフリカに自生する別属のブルーエルフィンに似る。 ○付き合い方 半日陰か日当たりであまり乾燥しない場所に地植えする。株は大きくなり存在感がある為、コーナーなど目立つ場所がおすすめ。花型がユニークな為、5号程度の鉢で仕立てるのも良い。その場合、夏前に一度切り戻しをすると適度な背丈で花がつく。茎葉は悪臭を放つため注意。 ハナシキブ(花式部)  Caryopteris clandonensis 園芸種    クマツズラ科 ○セールスポイント ダンギクの個体変異種ではない。20世紀初頭、ダンギクとC, mongholicaとの種間交雑が英国において行われ、本種など、多くの園芸品種が作出された。その数種は庭園を飾る価値ある花木として英国で高く評価。その特色は茎は木質化しやや横に広がり、葉は銀色を帯びる。 ○付き合い方 鉢植えを秋に購入し花が終わったらそのまま屋外に置き春を待つ。3月頃、一回り大きめの鉢に植え替える。その時、枝先を1/2から2/3位切り戻し、肥料を与える。又、地植えができるようであれば、花が終わった時点で庭におろす。その場合も切り戻しは3月まで待つ 。 アンデスの乙女(別名:ハナセンナ) Cassia corymbosa ブラジル、アルゼンチン原産                                     マメ科 ○セールスポイント 秋は実物と紅葉の季節。花木は少ない。そんな思いに反し、葉は秋でも鮮緑色、樹高2~3m、半球状の樹を覆うように鮮黄色の花が咲く。寒さが心配だが岐阜市で地植えが出来る。渡来は新しいのか牧野植物図鑑にはない。しかし戦前には渡来しハナセンナの和名が付く。 ○付き合い方 数年前から「アンデスの乙女」の名で小鉢仕立てにされたものが大量に流通するようになった。そのまま鉢植えにして育てても花の美しさは分からない。そして冬に寒さで枯らしてしまう。地植えで育てて欲しい。地植えならば寒さにも耐え、秋に華やかに咲く花を見て誰もが感動する。...続きを読む...

2006年07月28日

トミズレンブ、ススランノキ、ヒモゲイトウ、ダイアモンドフロス、ムクナ・ベネッチー

ヒモゲイトウ(紐鶏頭)     Amaranthus caudatum 南アメリカ原産 ヒユ科 ○セールスポイント 花壇の背後で背丈1m以上に伸びた茎の先端部から長く紐状に垂れ下がる花穂が揺れ動く。高低差と動きのあるダイナミックな花壇。そんな花壇が駅前や公園の中に出来ないものか。絨毯を敷き詰めたような花壇、はもう卒業して欲しい。南米では紀元前から穀物として栽培。 ○付き合い方 春蒔き1年草で高温性の為、5月以降に播種。直根性で生育は旺盛。株が小さくても花がすぐに付く、早生性品種が多い。大きくなるまでは花房を摘み取り、株を弱らせない。分枝はあまりしない為、1ケ所に2~3本以上、固めて植えると倒れにくい。多肥は厳禁。 ミズレンブ(英名:ウオーターアップル)     Syzygium squeum               ボルネオ、ニューギニア、マレー半島原産         フトモモ科 ○セールスポイント 戦後の子供達は桑の実やアケビの実、等を食べて元気に遊んだ。熱帯地方では、喉の乾きを潤すために子供達に人気なのが本種。甘みは少ないが水分がイッパイ。ビタミンAを多く含みヘルシーなのも良い。真っ赤で艶のある実は観賞用にもなるが輪切りにしてサラダに利用。 ○付き合い方 苗木か鉢植えを入手。庭に地植は出来ない。6号以上の深鉢に植え日向に置く。乾燥に注意。真夏の高温多湿を好む。花は白色でイソギンチャクのような形。結実し4ケ月後位には生食できる。花の色、実の色には個体差がある。冬は水やりを控え、室内に入れ10℃以上に保温。 ムクナ・ベネッティー     Mucuna bennettii   ニューギニア原産    マメ科 ○セールスポイント 緋色の花が頭上に垂れ下がって咲くさまはあまりにも華やか。その花の形はオウムの嘴のよう…、また恐竜の骨のようにも見え、インパクトは強い。トロピックな日本の夏を楽しむには最適。同属種に「トビカズラ」があり、九州地方に自生。この花は紫水晶のような濃紫色。 ○付き合い方 その昔、欧州の貴族達は温暖な気候に憧れ、夏の間、ヤシやオレンジなどの木を宮殿の外で楽しみ、冬は「オランジェリー」と言われる温室に取り込んだ。今、我々も熱帯花木を大鉢に植え、夏中、外で楽しみ、冬は室内にいれ、翌春又外出すようなガーデニングをしても良い。 スズランノキ(別名:紅葉木) Oxydentrum arboreum 北アメリカ南東部原産 ツツジ科 ○セールスポイント 世界3大紅葉樹があると言う。日本のニシキギ、北アメリカのニッサ(Nyssa)、そして本種。夏には枝先から花茎を何本も横向きに力強く伸ばし、小さな鈴蘭状花が1輪づつ下向きに並んで咲くのが可愛い。花には芳香がある。欧米では早くから価値ある木として認知。1属1種。 ○付き合い方 幹は直立するが生育は遅く、立ち枝は少ない。樹高は2~3m程度。暑さ寒さに強く屋外で地植えが出来る。低木の為、鉢植えでも楽しめる。場所は日当たりか半日陰。土壌は酸性である事と常に湿り気がある事が重要。繁殖は実生か、初夏に固まった新芽を挿し木する。 ダイアモンドフロスト(Diamondfrost) Euphorbia hybrids 園芸種   トウダイグサ科 ○セールスポイント 真夏の太陽がふりそそぐ炎天下、こんもりとした半球状の株を覆うように白い小さなヘラ状の総苞を付けた小花が咲く。矮化剤の使用や開花調整はなく、自然咲き。温度があれば年中咲く。年末に出る「白雪姫」は短日性種。花型は似るが別物。茎は細く、優しさと可愛さが特徴。 ○付き合い方...続きを読む...

2006年06月23日

7月のガーデンプランツ(トキワズイナ、フランネルフラワー、ミムラス・オーランチアカ、ホヤ・ムルチフロラ、フレモントデンドロン)

ガーデンセンターおすすめ/06年 7月ガーデンプランツ トキワズイナ(常磐ズイナ) Itea ilicifolia 中国西部原産                                            ユキノシタ科 ○セールスポイント 日本には落葉樹しかないのに中国には常緑樹がある。ヤマボウシ、マンサク、そして本種など。日本の植物は中国がルーツ。樹高3m以上。枝はアーチ状に広がる。その枝から緑白色の小花が紐状になって何本も長く垂れ下がる。長さ30cmにもおよぶ。葉は濃緑色で艶があり柊状。 ○付き合い方 急激に大きくなる木ではない。鉢植えも可。地植えが良い。場所は日当たりが良く、冬に西風の当たらない塀や壁際が良い。枝は半蔓状によく伸びる為、トレリスなどに誘引すると場所をとらない。土壌は肥沃で湿り気を好む。堆肥を十分に混ぜ込み、地表面はマルチングする。 フランネルフラワー(Flannel Flower)   Actinotus helianthi                             豪州(サウスウエ-ルズ州)原産      セリ科 ○セールスポイント 白毛で覆われた花はフランネルの布地で作られた造花のよう。思わず頬を寄せたくなる。エーデルワイスにも似るが、中心部が丸い目になり典型的な「デイジー」の花型。ならば当然キク科と思うが意外にもセリ科。中心部に小花が集まり回りにあるのは花弁ではなく「総苞」。 ○付き合い方 輸入切り花でお馴染み。高性の多年草。鉢仕立てが待たれる。繁殖は実生。しかし発芽が困難。種子を煙で燻蒸するのが有効との事。豪州の原野で得た知恵。栽培は容易。排水の良い酸性土壌を好み、日当たりか半日陰に置く。高温、乾燥に強く、寒さにも強いが0℃以上が安全。 フレモントデンドロン「カリフォルニア グローリー」 (英名:フランネル ブッシュ) Fremontodendron ` California Glory ´  北アメリカ西海岸地方原産    アオギリ 科 ○セールスポイント 2m以上に伸びた枝先で芙蓉に似た濃黄色花が回りを見渡すように咲く。花径5~6cm、5弁で無斑点の美花。花期は晩春から秋までと長い。茎は細く、多数分枝する為、花数も多い。葉の裏面は綿毛に覆われ、風に揺れ銀色に光る。半落葉低木。F,californicum × F,mexicanus の園芸種。 ○付き合い方 意外と低温には強く、関東以南であれば屋外で育つ。しかし冬の寒風を嫌う為、西、北面に塀や壁がある場所に植える。茎は細く、倒れやすい為、壁面に誘引するか、支柱を立てる。夏の高温に強く、日当たりで乾燥する場所を好む。土壌は弱アルカリを好み、肥沃な土壌は不適。 ホヤ・ムルティフロラ (和名:天の川、 英名:シューティングスター)             Hoya multiflora   マレー半島、マラッカ地方原産   ガガイモ科 ○セールスポイント 弓矢のような花型は夜空に浮かぶ天の川を横切る流れ星のよう。又、その数は多いもので30輪以上にもなり、今にも発射しそうなミサイルにも見える。1度咲いた花は10日間位もち、そのまま放置しておけば1~2ケ月後に又咲いてくるのも楽しみ。花期は周年。 ○付き合い方 樹上で生きる着生植物。茎は太く、葉は革質で乾燥に強い。茎は蔓性、伸び始めたら切り戻すか、支柱を立てる。小さめの鉢に植え、根詰まり状態で植え替えしないと蔓は伸びない。日陰を好み、寒さには弱く5~10℃以上に保温。年中、室内で花も葉も楽しめる数少ない植物。...続きを読む...
な行

2006年03月06日

ぎふきた法人会報「篝火」表紙写真植物解説(ナノハナ、日本水仙、ユキノシタ、トキソウ、冬ボタン、スイフヨウ)

    スイフョウ(酔芙蓉)    Hibiscus mutabilis f,versicolor アオイ科 忙しさに充実感を抱きながら生活をしてきた者が、仕事をしなくてよくなったからと言って1日何もしないで庭の花を見つめているなどという事はできない。しかしたまにはそんな1日をおくってみたい。  花には朝、咲く花、昼に咲く花、夜に咲く花、そして朝に咲き、昼や夕方には萎んでしまう花。また時間と共に花色が変わる花、等々。庭の中では花達の1日のドラマがあります。  朝、白色の花が咲き、その花が昼頃にはほんのりとした薄桃色に、夕方には赤色に変わる。そして翌朝には、昨日咲いた花が赤色、今朝咲いた花が白色と、1本の木に紅白の花が見られる。更に、株元に目をやると、咲き終えた赤色の花が散らばっている。これが「酔芙蓉」です。  花は八重咲きの為、人の顔のようにも見えます。「酔芙蓉」の名は、人が酒に酔うと顔色が赤くなる、事から付けらた言う。しかしそれだけでは観察不足のような気がします。花は一変に白色が赤色になるのではない。時間をかけながらゆっくりと色を変えていく。朝、蕾がほころび始めた時には、白色、それが、かすかに、少しづつ、少しづつ、色付いてくる。この微妙な色変わりが素晴らしいのです。昼頃になりやっと薄桃色に、そして夕方には赤色になります。それは色白の人が一口、酒を口にして、うっすらと桜色染まっていく様子にも似ています。演歌「風の盆恋歌」には「酔芙蓉」が歌い込まれています。作詞された、なかにし礼氏はそのようなところを見て、あえて、この花を歌詞に取り込まれたのでしょう。 「蚊帳の中から花を見る、咲いてはかない酔芙蓉………」         冬牡丹      Paeonia suffruticosa キンポウゲ科 「春に咲く牡丹が1月、雪が降る屋外の庭で咲いている」と聞けば、誰もが、まさか、と言う。  今では多くの花が温度とか日照時間を調節したり、ホルモン剤を使ったりして開花時期は自由にコントロールでき、季節はずれの花を見ても誰も驚きません。  「冬牡丹」は春に咲く牡丹の株を冷蔵庫に入れて眠らせたまま、夏を越し、秋に取り出して、冬に花を咲かせたものを言います。そして、その花は寒さの中、1ケ月位と、長く咲き続けるのです。  では、「何故、春に咲く、牡丹が冬の寒さの中で咲き続けられるのか?」、それは以外にも簡単。「牡丹の花はもともと、冬の寒さに耐える性質を持っていた…」と言う事だけなのです。  だからと言って、そのまま、庭に植えて観賞するのではなく。雪が被っては可愛そう…、少しでも寒い西風からも守ってやろう…、との思いから、1株、1株、形の良い、藁囲いがしてある。その光景を見ると、寒さを我慢しながら咲いている牡丹と、それを少しでも和らげてやろうとする暖かい人の心が伝わってくるようで、心が和みます。  「冬牡丹」によく似た名前に「寒牡丹」があります。これは遠く江戸時代に普通の牡丹の中から冬と春の2回咲く「二季咲き種」が選抜され、それに付けられた名で今日も多くの品種が残っています。しかし開花日のコントロールが難しいのと、牡丹のもつ豪華さがない事などから現代人には人気がありません。そこで我々の先人が冬に牡丹の花を楽しんだのを現代流にしたのが「冬牡丹」なのです。         トキソウ(朱鷺草)         Pogonia japonica ラン科  日本の空に、朱鷺の姿を見る事はもうできなくなってしまいました。しかし日本の大地には朱鷺の羽色をした美しい野生ランが今も自生しています。「朱鷺草」です。  日当たりの良い、じめじめした草むらの中で、茎を真っ直ぐ上に伸ばし、その中ほどに葉を1枚だけ付けます。それは回りの草に太陽の光が遮られない為であると言われます。花は6月頃、茎の先端部に1輪だけ付けます。花の付け根には小さな葉のようなものが付きますが、これは「包」言って、葉ではなく、花の一部なのです。葉も花も1株に一つ…、何と控えめな花なのでしょう。無駄のない、効率の良い生き方に感心させられます。そしてそのシンプルな草姿、花型は現代感覚にマッチし、共感を呼びます。  日本全土に自生すると言われますが、自然の中でその姿を見る事はなかなかできません、それを詠んだ歌があります。  朱鷺草のくれなゐまがふ草の原霧の流れはここまで来ず    松村英一  花が咲き終わり、夏を越し、秋になると葉は黄変し、地上部は枯れてしまいますが、土中に「根茎」が残ります。「根茎」は芽を中心にして、四方に数本伸び、太くて、養分をしっかり蓄え、翌年の芽出しを待ちます。野生種ですが栽培は「鷺草」と同様、簡単です。水苔だけか、川砂にピートモスを混ぜた用土で鉢植えにして、日当たりで育てます。湿り気を好む為、乾燥させないよう注意して下さい。鉢皿に水を入れておく方法もありますが、時々、溜まった水を換えてやります。一鉢に5~10芽位、植えておくと、花が咲いた時、朱鷺が群がって飛んでいるようで美しく見えます。    ...続きを読む...

2006年01月25日

花材:日本水仙、秋明菊、ツルウメモドキ、シンホリカーパス、ツリバナ、チリメン葉ボタン、寒菊、ボケ、ストック

シュウメイギク(秋明菊) Anemone japonica    キンポウゲ科 日本各地の山野や集落の周りに生える宿根草、草丈70cm位になり、濃紅色、八重咲き花が秋に咲く。京都の貴船地方にも多くの自生が見られ「貴船菊」の名もある。種名がジャポニカとなったり、ジャパニーズ アネモネの英名があるのは日本で発見され命名された為。原産地は中国、古く日本に渡来した。中国名は「秋牡丹」。今日ではタイワンシュウメイギクとの交雑により多くの園芸品種が作り出されている。又、アネモネ属の日本産の植物に、ニリンソウ、キクザキイチゲ、ハクサンイチゲ等がある。 ツルウメモドキ(蔓梅擬)   Celastrus orbiculatus   ニシキギ科 日本、朝鮮、中国原産、落葉低木、茎は蔓性、樹木に絡まり、松や杉、檜などの造林木を枯らす害樹とも言われる。5~6月頃、緑色、5弁花がひっそりと咲く。花は雌雄異株、雄株は雌蘂が退化、雌株は雄蘂が退化。花後、雌株は結実し緑色の丸味を付ける。秋には裂開し、黄色の皮と赤い実のコントラストが美しい。ツルウメモドキの名は蔓状になり、葉が梅に似る事による。ウメモドキ(モチノキ科)の仲間ではない。秋から冬の花材やリースに有用。 シンフォリカーパス Sumphoricarpos alubs    スイカズラ科 北アメリカ原産、落葉低木、樹高1m位、茎は地面から多数出て、秋から冬に純白色の玉状の実が数粒ずつ、くっつき合って枝先に付く。明治末期に渡来したと言われるが、東北、北海道地方にのみ残る。夏の暑さを嫌う為。英名は「スノーベリー」、日本名は「雪晃木」、どれも殆ど使われない。種名のアルブスはアルバ(白)の意。 本種に近い仲間で日本に自生する植物はキンギンボクやウグイスカグラなどがあるがどれも実は赤い。又スイカズラ科にはニワトコ、ガマズミ、ヤブデマリ、カンボク、ムシカリ、サンゴジュ、ツクバネウツギ、ニンドウ、スイカズラ、ウツギ等が含まれ、大所帯である。 ツリバナ(吊り花) Euonymus oxphyllus  ニシキギ科 日本、韓国原産、落葉低木、樹高、2~3m、茎は湾曲する。6月頃、緑色、小花が房状になり下垂して咲き、秋に大きな丸い実が赤く色づき、後、裂開。そのまま長く垂れ下がり、花のようにも見え、その名が付く。同属種(Euonymus)にニシキギ、マユミ、マサキがある。今日、国内はもとより海外でも高く評価され、ガーデンセンターで流通している本種も過去にはあまり評価されなかったのか、この植物に関する故事来歴は見あたらない。 ハボタン(葉牡丹) Brassica oleracea   アブラナ科 欧州西北部原産、多年草であるが越夏がむずかしく、夏~秋蒔き1年草扱い。キャベツ、ハナヤサイ、コモチカンラン、ブロッコリーと同一種。故にこれらとは容易に交雑する。 200年程前に導入され、日本独自の観賞用草花として改良が進められ、お正月を飾る花として広まった。今日ではキャベツの育種技術を応用し素晴らしいF1種が育成されその価値は高められている。更に矮化剤の使用技術なども進められ、ミニ仕立てが可能になり更に普及するに至っている。 カンギク(寒菊) Chrysanthemum indicum キク科 近畿以西に自生するアブラギク(別名:シマカンギク)から選抜育種されたもので、普通の観賞用菊や切り花菊とは異なる種に属する。開花習性としては短日で花芽分化をするが高温で抑制される為、花期が12~1月になり、寒さに強く、霜が降りても茎や葉は痛まない。 ストック(Stock)         Mathiola incana アブラナ科 南欧原産、秋蒔き1年草、冬の寒さを嫌うが渥美、房総などでは屋外で育ち、切り花栽培がされる。花は一重咲きと八重咲きがあり、八重咲きも栄養系ではなく、タネから育てる。それは、八重と一重の遺伝因子をヘテロに持つ一重咲きの個体からタネを採り、その実生の状態で八重と一重に選抜する。遺伝的技術を駆使した栽培方法と言える。ストックの名はステム(茎)に由来し、茎が太くて剛直で直立する姿から付けられた。 寒ボケ(別名:緋ボケ)...続きを読む...

2006年01月24日

花材:班入ガクアジサイ、柏葉アジサイ、七段花、アナベル、山アジサイ、クレナイ

アジサイ Hydrangea macrophylla var Otaksa ユキノシタ科 アジサイは昭和40年代に西洋アジサイ(ハイドランジア)の名のもとに欧州から鉢植え用に改良された優れた品種が導入され、日本原産のアジサイの素晴らしさにだれもが驚いた。その後も優れら品種が導入される中、日本でも品種改良が行われ、優れた品種が多数生まれるようになった。そしてアジサイの本家である、日本古来の園芸品種にも注目されるようにもなった。更には、柏葉アジサイなど、海外の自生種も導入されるなどして、切り花、鉢植え、ガーデン用といろいろな角度から我々の生活の中に浸透してきている。アジサイの語源は「集真藍」で、万葉集にも登場し多くの人の目にとまったものと思われる。ところが平安時代に源順が、中国において白楽天が詩歌の中で「紫陽花」の文字を当てている花があり、それをアジサイと早合点し、誤った名前をつけてしまった。その「紫陽花」はどのような植物なのかは不明。中国名は「八仙花」。またアジサイは「ガクアジサイ」(Hydrangea macrophylla)が全部装飾花になったものを言い、これは野生にはなく、自然発生的に出来たものが庭先で栽培されるようになった物。それをシーボルトが欧州に持ち帰り、日本人妻であり「おたきさん」の名で親しまれていた「楠本滝」から変種名をつけ、ガクアジサイの変種とした。 ガクアジアイ       H, macrophylla      城ケ崎、墨田の花火 アジサイ        H, macrophylla var Otaksa      ウズアジサイ ヤマアジサイ       H,serrata   七段花、紅萼アジサイ(クレナイ)、アマチャ、 柏葉アジサイ      H, quercifolia      北米原産 アナベル・アジサイ     H, arborescens 北米原産 コアジサイ H, hirta 関東以西 ツルアジサイ     ...続きを読む...
は行

2007年01月02日

07年 1月 ガーデンプランツ (レインワルチア、大実ツルコケモモ、エクメア「ブルーレイン」、カランコエ「デザートローズ」、ビバーナム・ティヌス

エクメア「ブルーレイン」  Aechmea ` Blue Rain ´ 園芸種   パイナップル科 ○セールスポイント エクメアにはファシアータ、サンゴアナナスなど、花の美しい種類が多く、一世を風靡。同じ仲間のグズマニアは目まぐるしく進化し、今では主要な鉢花として人気。エクメアには未来型の花の出現花が待たれる。それが本種。真っ赤な花茎に青紫色の小花が宝石のように輝く。 ○付き合い方 寒い季節、暖かい室内は異空間。青い宝石を散りばめたような花を見ながら空想の世界を旅する。寒さには注意、時々、葉水をスプレー。花は2ケ月位楽しめる。置き場所は明るい室内。夏、株元に子株(吸枝)が出、ある程度の大きさになったら切り離し、水苔を巻いて小鉢に移す。 クラウンベリー(Cranberry)(別名:大実のツルコケモモ)  Vaccinium macrocarpon                北アメリカ東部原産              ツツジ科 ○セールスポイント 秋遅く畑が真っ赤なると言う。そこに水を張り、クラウンベリーの実を浮かべ収穫、ジャムの原料。園芸品種も多い。同じ仲間のブルーベリーやコケモモは白い提灯状花、本種は違う。花弁は細く反転、下向きに咲く。その可愛い花に大きな実をつける。実は酸味が強く生食に不向。 ○付き合い方 蔓性の為、腰高の鉢に単品で植えるか、ハンギングの寄せ植えに入れ、茎を下垂させる。又、長く伸びた枝は切り詰め、和風の鉢で床の間にも飾れる。春、鹿沼土にピートモスを混ぜた酸性の土で植え替える。場所は日当たり。真夏は乾燥に注意し半日陰に。地植えは低い場所に。 カランコエ「デザートローズ」(別名:唐印)   Kalanchoe thyrsiflora ` Desert Rose ´                   南アフリカ原産       ベンケイソウ科 ○セールスポイント 戦後の趣味の園芸はサボテンや多肉植物で始まった。それらの植物は輸入されると日本名が付けられ、その名は現在でも使われている。本種もその一つ、1950年代に導入され「唐印」の名が付く。本種は葉全体が美しい赤銅色。「デザートーローズ」は「砂漠のバラ」の意。 ○付き合い方 大きくて丸い葉が幾重にも重なった大株が良い。鉢はブリキ製かテラコッタ。植物の持つ魅力が十分感じ取れるようにして楽しみたい。置き場所は日当たりの窓辺。冬は保温に努める(10℃以上)。古株になると抽台し背丈が60cm位になり、黄色い筒状花を咲かせ芳香を放つ。 レインワルチア(別名:雲南月光花) Reinwardtia indica インド北部原産  アマ科 ○セールスポイント アマ科でよく知られているのは「リナム」。大家族で花色は豊富。昔から繊維や油を採った有用植物「亜麻」も含まれる。本種は2種のみの小家族。5枚の花弁が深く重なり合い、まん丸で大きなお月様のような花を晩秋から春に咲かせる。葉は鮮緑色で茎は細く、草のような亜低木。 ○付き合い方 花付きの鉢植えを入手したら、日の当たる軒下か室内の窓辺に置く。春になったら一回り大きい鉢にやや深めに植え替え、肥料を与える。更に茎を半分位に切り戻すと夏には株元から吸枝が多数出て株が茂る。太平洋岸の暖地なら地植えも出来るが、冬に葉は痛み、花は春になる。 ビバーナム・ティヌス    Viburnum tinus 地中海地方南東部原産   スイカズラ科 ○セールスポイント 真冬の庭で濃緑色の小葉を密生させた低木に赤い蕾が枝先に固まって付く。同時に別の枝にはメタリックブルーの美しい実が成る。ビバーナムの仲間は大変多い。本種は樹姿がコンパクトで英国では古くから植えられてきた。今日では多くの園芸品種が生れ、矮性種や班入葉種が人気。 ○付き合い方...続きを読む...

2006年12月22日

12月のガーデンプランツ(コーレア、エラチオールベゴニア「アールヌーボー」、磯寒菊、斑入天竺菅、ペルネぺッチア)

ガーデンセンターおすすめ/06年12月ガーデンプランツ ペルネッチア「ウインタータイム」 (別名:真珠の木)                Gaultheria mucronata 「Wintertime」   チリー、アルゼンチン原産 ツツジ科 ○セールスポイント 18世紀にイギリスに導入され、今日までに数多くの園芸品種が生み出された。日本へは昭和40年代に導入され「真珠の木」の名で種苗カタログで販売されたが普及しなかった。近年、オランダで生産された完成品が直接輸入されその美しさからあらためて注目を浴びるようになった。 ○付き合い方 冬は暖房の効いていない室内か屋外。春になったら植え替えをする。ピートモス単用のものは根を水洗いし、ピートモスと鹿沼土の混合土で植え直す。4~5月頃に白~薄桃色の可愛い花が咲く。実を付ける為には異なった株を一緒に置く必要がある。夏は半日陰で涼しく管理。 エラチオール・ベゴニア「アールヌーボー」     Begonia ×Hiemalis                      園芸種               シュウカイドウ科 ○セールスポイント 1960年代、業界の誰もが羨望の眼で見つめていた花、「リーガースベゴニア」は生産者の努力で良品が大量に生産されるようになったが、あきられた。イメージを一新した新品種の登場が待たれていた。そこで登場したのが本種など。育成者は愛知の鉢花生産者「戸谷猛氏」。 ○付き合い方 植物は声を出さない。そして我慢する。環境が悪ければダメージは蓄積し、この植物の魅力が十分伝わらないまま花は終わってしまう。冬は低温に注意し光も十分に当たる窓辺に置く。潅水は必ず午前中。花の終わった株は春に切り戻しをして、植え替える。夏は涼しく管理。 イソカンギク(磯寒菊)  Aster pseudo-asa-grayi 日本(山陰地方か?)原産  キク科 ○セールスポイント 茎は太く多肉質、地面を這う。葉も肉厚、丸くて小さいが、艶があり冬の光を浴びて輝く。茎の先端部には花径4cmにもなる大きな青色デイジー状花が咲く。その祖先は暖かい奄美大島などに自生するハマベノギクと言われる。なのに何故か雪の舞う頃、屋外で咲く変わり者。 ○付き合い方 腰高の鉢か、大きめの軽石に穴を開け植え込む。ロックガーデンには最適。常緑の多年草で古株になると茎は木質化。寒さには強そうに思われるが意外にも寒風を嫌い、真冬は霜よけがあると安全。乾燥が過ぎると葉を落とす。春から夏は肥料と水を十分に与え生育を促す。 コーレア・リフレクサ    Correa reflexa  オーストラリア南部原産                                       ミカン科 ○セールスポイント ミカン科と言えば熱帯アジア原産の柑橘類がその代表。遠く離れた豪州においてはボロニア、サザンクロスなど乾燥に強い常緑低木として異なった進化をした。それらの花はどれも可愛く魅力的。本種は細長い筒状、紅色、先端部、緑黄色。種間交雑による園芸品種も多い。 ○付き合い方 花が釣り鐘状で年末の頃よく咲く為、クリスマスの鉢植えや寄せ植えに最適。置き場所は軒下か室内。厳しい寒さを嫌う為、潅水は控えめ。地植えは不向き。春になったら一回り大きめの鉢に植え替える。用土は培養土に鹿沼土を2割程混ぜた土が良い。夏は半日陰で長雨に当てない。 班入テンジクスゲ(天竺菅)   Carex phyllocephala  `Sparkler´                         北アメリカ原産         カヤツリグサ科 ○セールスポイント スゲは日本に200種も自生。殆どが雑草。古くは「菅笠」の材料。葉は細く、節間がない。花茎だけが伸びる。本種は異端者。茎を伸ばし節々に幅の広い葉を付ける。そして美しい外班入葉に。植木の産地、稲沢で発見されたと土地の人は言う。量産されていないのが残念。 ○付き合い方...続きを読む...

2006年10月01日

9月のガーデンプランツ

ガーデンセンターおすすめ/06年 9月ガーデンプランツ フィゲリウス「イエロートランペット」(別名:ケープフクシャ)              Phygelius aequalis ` Yellow Trumpet ´  南アフリカ原産    ゴマノハグサ科 ○セールスポイント ガーデンプランツに求められるものは花の美しさだけではない。表情や雰囲気も重要。背丈は1m以上になり、淡黄色で細長い筒状花がゆらゆらと垂れ下がるようにして咲く様は独特の表情と雰囲気がある。他の樹木や宿根草と良く調和し、庭の中で見る姿が特に印象的。 ○付き合い方 赤花種など種間交雑による園芸種も多いがどれも性質は変わらない。日当たりで湿り気を好む。屋外で地植えに出来るが、夏は半日陰になる塀や樹木の側が良い。寒さには極めて強いが、地上部は痛む。春に古い茎を地際近くまで切り戻し新たな茎を出させる。株は吸枝で殖える。 ガイラルデア「イエロープルム」(別名:天人菊) Gaillardia pulchella `Yellow Plume ´                     北アメリカ南部原産      キク科 ○セールスポイント 赤に黄の一重咲種はよく見る。本種は八重咲き。キク科植物の花は舌状花と筒状花からなり、一般的には舌状花が増える事により八重咲きとなる。ところが本種の場合は異なる。舌状花を捨て筒状花一つ一つが5弁の花に進化し、全体で1輪の八重花を作る。ヤグルマギクも同様。 ○付き合い方 明治の頃渡来し、先人達が付けた名が「天人菊」。その名を大切にしたい。先人の見たものは花よりも茎や葉であった事に気がつく。それを天女の羽衣に見立てた。秋か春に蒔くと春~初夏から秋まで咲き続け、1~2年で枯れる。寒さに強い1年草。タネは筒状花の為、良く採れる。 エチナセア「ホワイトスワン」(別名:紫馬簾菊、コーンフラワー)              Echinacea purpurea `White Swan ´ 北アメリカ東部原産    キク科 ○セールスポイント 基本種は紫花。本種は白花変種。舌状花は蕾の上で円形に整列、そして成長しながら横に広がる、更に下方に垂れ下がる。それを日本人は纏の馬簾に見立て「紫馬簾菊」と名付けた。花芯部の筒状花は黄金色に輝き、円錐形に肥大。西洋人はコーン(円錐)フラワーと名付けた。 ○付き合い方 ルドベキアなど似た花は多い。しかし本種には不思議な魅力がありナチュラルガーデンにピッタリ。日当たりと排水の良い広い場所に地植えにする。鉢植えの場合は最初6号、後10号以上の深鉢。この花を見ながら、江戸の街で火消しが威勢良く回した馬簾を思い起こして欲しい。 セイヨウニンジンボク(西洋人参木) 英名:Chaste Tree    Vitex...続きを読む...
ま行

2006年04月30日

もももアスター、ウワミズザクラ、梅花唐松草

4月中下旬、身近に咲いた花を紹介します。...続きを読む...

2006年01月24日

花材:ローバイ、マンサク

ロウバイ(蝋梅)   Chimonanths praecox ロウバイ科 1600年代に朝鮮を経て渡来し神社や庭に植えられた。当時は「唐梅」の名で呼ばれたいたが、中国名の「蝋梅」がそのまま使われるようになった。その語源は「蝋細工のような花」「朧月、12月に咲く」にある。どれにも「梅」の文字が付けられるがウメではない。その顕著な例は萼片も花弁と同様、美しい黄色に変身している。今日一般に流通しているものものは、花芯部が黒い「和ロウバイ」、花芯部も黄色い「素芯ローバイ」、花期が早く、大輪の「満月ローバイ」である。その他に「夏ローバイ」「紺ローバイ」があるがローバイ科ではあるが別属で花の特徴も大きく違う。 マンサク Hamamelis japonica    マンサク科 早春、雪解け水が増す頃、太陽を背に黄色く輝く花は美しく、春の訪れを喜んでいるように見える。日本では観賞用の花としての品種改良は殆ど行われてこなかったが、自然の変異個体から選抜された、赤味の強い「ニシキマンサク」や花の小さい「ソシンマンサク」などがある。中国にはやや大型のシナマンサクがあり中国名は「金楼梅」。これらの交雑がアメリカで行われ、多くの園芸品種が出来ている。日本にはマンサク科ではあるが別属のマルバノキ(別名:秋マンサク、紅マンサク)がる。これは丸い葉がユニークで真っ赤な紅葉が素晴らしい。花色は赤で花期は秋。更に「トキワマンサク」がる。葉が丸くて小さいが常緑、花は白、伊勢神宮に自生している事で有名。その他、マンサク科にはトサミズキ、ヒュウガミズキがある。日本で街路樹として植えられている、落葉高木の「フウ」があるが、これは中国や台湾原産で、意外にもマンサク科。...続きを読む...

2006年01月24日

花材:クレマチス(ユキオコシ、カザグルマ、テッセン、ドクラーラッペル、ビビアンペンネル、HFヤング、タングチカ、モンタナ、アーマンデー、インテグリフォーリア)

クレマチス    Clematis hybrida キンポウゲ科 西洋で、バラは庭のキング(王)、クレマチスはクイーン(女王)とまで言われ、どこの庭にもバラと同様に多くのクレマチスが見られる。日本においてはカザグルマが自生するなどして、和風感覚の花でもあり人気はあるが、多くの園芸品種(クレマチス)が庭にあふれるように咲く事はない。ただカザグルマと共に中国原産のテッセンが15~17世紀頃に渡来し各地に植えられ、その栽培の歴史は古い。特に妙心寺、天球院の襖絵に描かれるなどして多くの人に好まれていたようである。欧州のクレマチスの導入は明治末期になってから。西洋におけるクレマチス栽培歴は意外に新しく、19世紀になって、イギリスにおいて、日本のカザグルマや中国のテッセンが初めて導入され、欧州原産のビチセラやインテグリフォーリアとの交雑が行われるようになり、多くの園芸品種が生み出した。そして、夏、冷涼な欧州の気候風土にマッチし、一挙に広まった。今日、我が国でのクレマチスお栽培状況は、アーマンデー、アンスエンシス、などの丈夫な原種や原種の特色を強く受け継いでいる、モンタナ系、ビチセラ系、インテグリフォーリア系、テキセンシス系、ジャックマニー系等が好まれて植えられているような傾向にある。更に最近、ニュージーランド原産種を基にして作り出された常緑性のカルトマニージョーなども出回るようになった。 クレマチス C, hybrida ザプレジデント、クリムソンキング、他 テッセン(鉄線) C, florida カザグルマ(風車) C, patens  ルリオコシ(桃八重)、ユキオコシ(白八重) アーマンデー C, armandii アップルブロッサム(薄桃) モンタナ C, montana アレキサンダー アンスエンシス C, anshuensis スノーフレーク(白) シルホーサ C, cirrhosa ジングルベル ビチセラ C, viticella インテグリフォーリア C, integrifolia...続きを読む...
や行

2006年03月06日

ぎふきた法人会報「篝火」表紙写真植物解説(ナノハナ、日本水仙、ユキノシタ、トキソウ、冬ボタン、スイフヨウ)

    スイフョウ(酔芙蓉)    Hibiscus mutabilis f,versicolor アオイ科 忙しさに充実感を抱きながら生活をしてきた者が、仕事をしなくてよくなったからと言って1日何もしないで庭の花を見つめているなどという事はできない。しかしたまにはそんな1日をおくってみたい。  花には朝、咲く花、昼に咲く花、夜に咲く花、そして朝に咲き、昼や夕方には萎んでしまう花。また時間と共に花色が変わる花、等々。庭の中では花達の1日のドラマがあります。  朝、白色の花が咲き、その花が昼頃にはほんのりとした薄桃色に、夕方には赤色に変わる。そして翌朝には、昨日咲いた花が赤色、今朝咲いた花が白色と、1本の木に紅白の花が見られる。更に、株元に目をやると、咲き終えた赤色の花が散らばっている。これが「酔芙蓉」です。  花は八重咲きの為、人の顔のようにも見えます。「酔芙蓉」の名は、人が酒に酔うと顔色が赤くなる、事から付けらた言う。しかしそれだけでは観察不足のような気がします。花は一変に白色が赤色になるのではない。時間をかけながらゆっくりと色を変えていく。朝、蕾がほころび始めた時には、白色、それが、かすかに、少しづつ、少しづつ、色付いてくる。この微妙な色変わりが素晴らしいのです。昼頃になりやっと薄桃色に、そして夕方には赤色になります。それは色白の人が一口、酒を口にして、うっすらと桜色染まっていく様子にも似ています。演歌「風の盆恋歌」には「酔芙蓉」が歌い込まれています。作詞された、なかにし礼氏はそのようなところを見て、あえて、この花を歌詞に取り込まれたのでしょう。 「蚊帳の中から花を見る、咲いてはかない酔芙蓉………」         冬牡丹      Paeonia suffruticosa キンポウゲ科 「春に咲く牡丹が1月、雪が降る屋外の庭で咲いている」と聞けば、誰もが、まさか、と言う。  今では多くの花が温度とか日照時間を調節したり、ホルモン剤を使ったりして開花時期は自由にコントロールでき、季節はずれの花を見ても誰も驚きません。  「冬牡丹」は春に咲く牡丹の株を冷蔵庫に入れて眠らせたまま、夏を越し、秋に取り出して、冬に花を咲かせたものを言います。そして、その花は寒さの中、1ケ月位と、長く咲き続けるのです。  では、「何故、春に咲く、牡丹が冬の寒さの中で咲き続けられるのか?」、それは以外にも簡単。「牡丹の花はもともと、冬の寒さに耐える性質を持っていた…」と言う事だけなのです。  だからと言って、そのまま、庭に植えて観賞するのではなく。雪が被っては可愛そう…、少しでも寒い西風からも守ってやろう…、との思いから、1株、1株、形の良い、藁囲いがしてある。その光景を見ると、寒さを我慢しながら咲いている牡丹と、それを少しでも和らげてやろうとする暖かい人の心が伝わってくるようで、心が和みます。  「冬牡丹」によく似た名前に「寒牡丹」があります。これは遠く江戸時代に普通の牡丹の中から冬と春の2回咲く「二季咲き種」が選抜され、それに付けられた名で今日も多くの品種が残っています。しかし開花日のコントロールが難しいのと、牡丹のもつ豪華さがない事などから現代人には人気がありません。そこで我々の先人が冬に牡丹の花を楽しんだのを現代流にしたのが「冬牡丹」なのです。         トキソウ(朱鷺草)         Pogonia japonica ラン科  日本の空に、朱鷺の姿を見る事はもうできなくなってしまいました。しかし日本の大地には朱鷺の羽色をした美しい野生ランが今も自生しています。「朱鷺草」です。  日当たりの良い、じめじめした草むらの中で、茎を真っ直ぐ上に伸ばし、その中ほどに葉を1枚だけ付けます。それは回りの草に太陽の光が遮られない為であると言われます。花は6月頃、茎の先端部に1輪だけ付けます。花の付け根には小さな葉のようなものが付きますが、これは「包」言って、葉ではなく、花の一部なのです。葉も花も1株に一つ…、何と控えめな花なのでしょう。無駄のない、効率の良い生き方に感心させられます。そしてそのシンプルな草姿、花型は現代感覚にマッチし、共感を呼びます。  日本全土に自生すると言われますが、自然の中でその姿を見る事はなかなかできません、それを詠んだ歌があります。  朱鷺草のくれなゐまがふ草の原霧の流れはここまで来ず    松村英一  花が咲き終わり、夏を越し、秋になると葉は黄変し、地上部は枯れてしまいますが、土中に「根茎」が残ります。「根茎」は芽を中心にして、四方に数本伸び、太くて、養分をしっかり蓄え、翌年の芽出しを待ちます。野生種ですが栽培は「鷺草」と同様、簡単です。水苔だけか、川砂にピートモスを混ぜた用土で鉢植えにして、日当たりで育てます。湿り気を好む為、乾燥させないよう注意して下さい。鉢皿に水を入れておく方法もありますが、時々、溜まった水を換えてやります。一鉢に5~10芽位、植えておくと、花が咲いた時、朱鷺が群がって飛んでいるようで美しく見えます。    ...続きを読む...

2006年01月25日

花材:ギョリュウバイ、ワレモコウ、ルドベキア「タカオ」、ロウア柿、ユーパトリューム、リンドウ「岩手乙女」、小紫式部、ジョウロウホトトギス、夕霧草

ワレモコウ(吾木香、地楡)   Sanguisorba officinalis バラ科 日本全土のやや湿り気の多い山野に自生する多年草、葉の「奇数複葉」が美しい。茎は丈1m位に伸び、小さな花が集まって黒い球状花となり10月頃、茎先に咲く。漢名は「地楡」、これは葉がニレに似る事による。又漢方でこれの根を乾燥させたもを「地楡」と称し止血薬などとした。officinalis は薬になるの意。吾木香はキク科植物にその名の植物があり転用。 ルドベキア「タカオ」     Rudbeckia triloba キク科 北アメリカ原産、多年草、ルドベキアには多くの種があり、その殆どが、黄~橙色、大輪、一重咲き花。日本の風土にもマッチし、一部では野生化するものも見られる。そのような中から、茎は剛直で丈2m位になり、黄色、花芯部、黒色、半球状になる本種に「タカオ」の名が付けられ、ガーデン用、切り花用に人気。花期は8~11月。 ギョリュウバイ      Leptospermum scoparium  フトモモ科 豪州原産、常緑低木、フトモモ科はユーカリに代表される木、祝の木、テンニンカ、ミズレンブ、キンポウジュ、アスターチア、ワックスフラワーなどがあり、南半球に多い。「フトモモ」はあまり見かけないが、インドネシア原産で奄美大島あたりにまで広がり自生する植物、「蒲桃」の文字が付けられている。 ロウアガキ(老 柿)    Diospyros rhombifolia カキノキ科 中国原産、落葉低木、樹高3m程度、茎は直立、果実は3cm位、ヘタが実の大きさに比べ、大きく、反転し、「ツクバナ柿」の別名がある。実の色が濃橙色で美しい。雌雄異株。日本への導入は新しく第二次大戦以降、京都府立植物園に最初、導入。実生による変異個体が多く、色々な形や色の個体が選抜されている。 リンドウ(龍胆)   Gentiana makinoi リンドウ科 日本全土のやや湿った山野に自生する宿根草、茎は直立し背丈は30cm以上になり、花は濃青紫色、茎先に固まって咲く。花期は夏から秋。同属種は多く、2年草で春に咲く「ハルリンドウ」、鉢花向きの「キリシマリンドウ」、蔓になり赤い実の成る「ツルリンドウ」、珍しい黄色の「トウヤクリンドウ」などがある。最近作りだされた「岩手乙女」は紫味がなく、美しい青色が人気。リンドウの名の語源はリュウタン(龍胆)にあり、龍の胆のように根が苦く胃薬として古くから使われてる。 ユーパトリューム Eupatorium rugosum キク科 北アメリカ原産、多年草、草丈1m位になり8~10月に薄青か白色、アゲラッタム状花が咲く。花はアゲラッタムに似るが別属、ユーパトリューム属には日本原産の「ヒヨドリバナ」や「フジバカマ」が含まれる。 ユウギリソウ(夕霧草)  Trachelium caeruleum キキョウ科 南欧、北アフリカ原産、多年草、草丈1m位、花は青紫色の微細花で半球状になって咲く。花期は初夏から秋。寒さには弱い。日本への渡来は大正末期、誰が付けたのか「夕霧草」とは良い名が付けられた。切り花用として普及。今日、園芸用に苗も売り出されるが性質がデリケートであまり普及しない。又、キキョウ科と聞いて意外な感じもするが、植物の進化は様々。種名のカエルレウムはカエルレアが基、「青い色」を意味する。 コムラサキシキブ(別名:小式部)   Callicarpa dichotoma  ...続きを読む...

2006年01月24日

花材:ライラック、山ユリ、金魚草、トルコ桔梗、花いかだ、スイトピー、マーガレット、カリフォルニアポピー、アイスランドポピー

カサブランカ Lilium Oriental Hybrida Casa Blanca          ユリ科 日本はユリの宝庫、野生でありながら素晴らしい花を咲かせる種類が沢山ある。特にその華やかな花は海外で人気を博し、野生種のまま大量に毎年輸出された。その第一は「鉄砲百合」、そして「鹿の子百合」、「山百合」等である。それは昭和50年頃まで続いた。ところが日本では百合の品種改良は殆ど行われていなかった。唯一、スカシ百合だけは、江戸時代から品種改良がなされれてきたが、交雑などせず、その種の中での選抜育種であった為、日本の生け花向きの品種で海外向けではなかった。ところが1980年頃、突如としてオランダから日本の山百合と鹿の子百合の交雑により出来たと言う「スターゲイザー」が日本に上陸した。百合の種間交雑は不可能とされていたがそれを成功させ「オリエンタルハイブリッド」なる系統を作り上げてしまった。その基はアメリカで成功しそれがオランダに渡り更に進化したのである。その約3年後、またまた白花大輪花の「カサブランカ」が上陸した。一躍有名になり憧れの花としてもてはやされ、それは丁度バブル期でもあり、1本が1万円もの値段で取引された。その後値段は安くなったが未だに人気は衰えず、花も球根もよく売れている。 トルコキキョウ    Eustoma russellianum リンドウ科 北アメリカ、コロラド、テキサス原産の多年草。旧属名 Lisianthus からリシアンサスの名で呼ばれる事もある。導入は昭和初期にさかのぼりその時に「トルコ桔梗」の名が付けられようであるが、あまり普及しなかった。戦後、長野県で切り花栽培が始められたが背丈は低く、花色は紫系のみであまり普及しなかった。それが昭和40年代中頃から、農家や種苗会社ご挙って育種を手がけ背丈が伸び、ピンク色の花をつける品種などが作出され一挙に主要な切り花へ変身した。それはアメリカ原産の花を日本が園芸種に育て上げた、珍しいケースと言える。最近では八重咲きの青色花なども作出され、花だけを見ていると、「幻の青いバラ」にも見え、話題を振りまいている。但し、名前に偽りがあるのが残念、広まってしまえば名前なんて何でも良いのかもしれないが、アメリカ原産なのにトルコ、リンドウ科なのに桔梗の名が付く。 キンギョソウ(金魚草)  Antrrihinum majus ゴマノハグサ科 南欧、北アフリカ原産、多年草、19世紀に欧州で栽培されるようになり、豊富な花色と八重咲き種などもあり、栄養系種(宿根草)として扱われていて。それが20世紀になると種子繁殖による1年草として扱われ、秋に蒔き、春に咲く長日植物としてとりあつか われた。その後、アメリカに渡り、長日性の日長感応の鈍い系統が選抜され、温室用で周年切り花栽培が出来るようになった。1930年頃になると優れた品質のF1種も出現し主要な切り花になった。日本への渡来は江戸時代末期と言われ、切り花用に栽培されてきたが、戦後になり日本でもF1種が作り出され、温室栽培により、露地物とは異なった主要な切り花となり、その生産も増大した。名前 スイトピー(Sweet pea) Lathyrus odoratus マメ科 イタリア、シシリー島原産、秋蒔き1年草、17世紀に発見されイギリスとオランダに種子が送られ、栽培されるようになった。19世紀になって豊富な花色の園芸品種も多数作り出された。その後アメリカに渡り冬咲きの温室用種や矮性種が作りだされ、人気の切り花になった。日本へは19世紀(明治)になって渡来し、温室で冬咲き種が栽培され高級な切り花とし人気を得た。冬咲き種は特に香りが強く、スイトピーの魅力はその花色の豊富さと花の香りにある。スイートピーは「香りの良いエンドウマメ」と理解すると大変。これはエンドウマメの仲間ではなく日本に野生する「レンリソウ」の仲間。故に属を異にする。スイトピーの種子を食べると、けいれんや失神を引き起こす為、要注意。 ライラック(Lilac)   Syringga vulgaris モクセイ科 原産地はブルガリア、トルコ地方。栽培の歴史は16世紀中頃、トルコからフランスに持ち込まれた事に始まる。当初は青紫色1色であったが17世紀には白や濃紫色種も出現し、更にラシニアータ種との種間交雑も行われ園芸種の基礎が作り上げられた。その為、仏名のリラ(Lilas)の名がよく似合う。その後フランスからイギリスに渡りライラックの名で、ヨーロッパ全体、特に北欧、ロシアにも広まり多くの人たちに親しまれるようになった。更に植民地時代のアメリカにも渡り耐寒性の強いアメリカ種が生まれるなどしてニューイングランド地方で多く植えられた。長年西洋人に親しまれてきた花、故に色々な諺も多い。ライラックの花弁は4弁に分かれるが、希に5弁のものもある。この5弁の花を「ラッキーライラック」と言って、その花を飲み込むと愛が叶えられる、との言い伝えが今も残る。また「ライラックのある所のホームがある」などの言い方もあるくらい、どこの家庭でもこの木を植えた。 日本への渡来は明治中頃と言われ、「ムラサキハシドイ」の名が付けられたがその名はあまり使われなかった。また気候的に平地での栽培は難しく北海道でのみ広まった。ハシドイの名は近畿以北の山地に自生する落葉樹で白い花の咲く同属種にハシドイがある為、「紫ハシドイ」となった。 ライラックの繁殖は接ぎ木、その台木ががモクセイ科ではあるが別属のイボタである事は意外である。イボタの仲間は、今「プリベット」が西洋式生け垣やトピアリーにもてはやされる。 ハナイカダ(花筏)        Helwingia japonica ミズキ科 日本の北海道から沖縄、更に中国にまで広く自生、日陰を好む落葉低木。どこにでもある木なのにあまり気がつかない。葉の上に花が咲き、黒い実を着ける、珍しい木。茶花として珍重される。1830年にシーボルトが欧州に持ち帰った。そしてイギリスの書物に書いてある言葉が「花は小さく、何の魅力もない木」と。西洋人には風流が分からないようである。大きな筏を操る船頭をこの花や実に見立たてた。今ではそんな光景は見られない。花は雌雄異株。雌花は4弁で1枚の葉に1個、雄花は3弁で1枚の葉に数個が相乗り。1株では実は付かない。葉の上に花や実を付ける植物がも一つある。「ナギイカダ」である。筏の風情はない。花の咲き方は珍しいが、どこにもある植物と言う事で生活色豊か。色々な名で呼ばれている。ヨメノナミダ、イボナ、アズキナ、ママコナ、等々、「ナ」と付くのは「菜」でこれの若葉が食用になる為。 マーガレット(Marguerite)...続きを読む...
ら行

2007年01月02日

07年 1月 ガーデンプランツ (レインワルチア、大実ツルコケモモ、エクメア「ブルーレイン」、カランコエ「デザートローズ」、ビバーナム・ティヌス

エクメア「ブルーレイン」  Aechmea ` Blue Rain ´ 園芸種   パイナップル科 ○セールスポイント エクメアにはファシアータ、サンゴアナナスなど、花の美しい種類が多く、一世を風靡。同じ仲間のグズマニアは目まぐるしく進化し、今では主要な鉢花として人気。エクメアには未来型の花の出現花が待たれる。それが本種。真っ赤な花茎に青紫色の小花が宝石のように輝く。 ○付き合い方 寒い季節、暖かい室内は異空間。青い宝石を散りばめたような花を見ながら空想の世界を旅する。寒さには注意、時々、葉水をスプレー。花は2ケ月位楽しめる。置き場所は明るい室内。夏、株元に子株(吸枝)が出、ある程度の大きさになったら切り離し、水苔を巻いて小鉢に移す。 クラウンベリー(Cranberry)(別名:大実のツルコケモモ)  Vaccinium macrocarpon                北アメリカ東部原産              ツツジ科 ○セールスポイント 秋遅く畑が真っ赤なると言う。そこに水を張り、クラウンベリーの実を浮かべ収穫、ジャムの原料。園芸品種も多い。同じ仲間のブルーベリーやコケモモは白い提灯状花、本種は違う。花弁は細く反転、下向きに咲く。その可愛い花に大きな実をつける。実は酸味が強く生食に不向。 ○付き合い方 蔓性の為、腰高の鉢に単品で植えるか、ハンギングの寄せ植えに入れ、茎を下垂させる。又、長く伸びた枝は切り詰め、和風の鉢で床の間にも飾れる。春、鹿沼土にピートモスを混ぜた酸性の土で植え替える。場所は日当たり。真夏は乾燥に注意し半日陰に。地植えは低い場所に。 カランコエ「デザートローズ」(別名:唐印)   Kalanchoe thyrsiflora ` Desert Rose ´                   南アフリカ原産       ベンケイソウ科 ○セールスポイント 戦後の趣味の園芸はサボテンや多肉植物で始まった。それらの植物は輸入されると日本名が付けられ、その名は現在でも使われている。本種もその一つ、1950年代に導入され「唐印」の名が付く。本種は葉全体が美しい赤銅色。「デザートーローズ」は「砂漠のバラ」の意。 ○付き合い方 大きくて丸い葉が幾重にも重なった大株が良い。鉢はブリキ製かテラコッタ。植物の持つ魅力が十分感じ取れるようにして楽しみたい。置き場所は日当たりの窓辺。冬は保温に努める(10℃以上)。古株になると抽台し背丈が60cm位になり、黄色い筒状花を咲かせ芳香を放つ。 レインワルチア(別名:雲南月光花) Reinwardtia indica インド北部原産  アマ科 ○セールスポイント アマ科でよく知られているのは「リナム」。大家族で花色は豊富。昔から繊維や油を採った有用植物「亜麻」も含まれる。本種は2種のみの小家族。5枚の花弁が深く重なり合い、まん丸で大きなお月様のような花を晩秋から春に咲かせる。葉は鮮緑色で茎は細く、草のような亜低木。 ○付き合い方 花付きの鉢植えを入手したら、日の当たる軒下か室内の窓辺に置く。春になったら一回り大きい鉢にやや深めに植え替え、肥料を与える。更に茎を半分位に切り戻すと夏には株元から吸枝が多数出て株が茂る。太平洋岸の暖地なら地植えも出来るが、冬に葉は痛み、花は春になる。 ビバーナム・ティヌス    Viburnum tinus 地中海地方南東部原産   スイカズラ科 ○セールスポイント 真冬の庭で濃緑色の小葉を密生させた低木に赤い蕾が枝先に固まって付く。同時に別の枝にはメタリックブルーの美しい実が成る。ビバーナムの仲間は大変多い。本種は樹姿がコンパクトで英国では古くから植えられてきた。今日では多くの園芸品種が生れ、矮性種や班入葉種が人気。 ○付き合い方...続きを読む...

2006年01月25日

花材:冬牡丹、寒牡丹、クリスマスローズ・ニーガー、イングリッシュホリー、サザンカ、寒ツバキ、ツクバネ、ツワブキ、レオノチス、千両

レオノチス          Leonotis leonurus シソ科 南アフリカ原産、多年草、草丈2m位になり10~1月頃、橙色、筒状花が毬栗状になって段々に咲く。寒さには弱く、0℃以下になると地上部は枯れてしまうが、岐阜市では根が残り、翌年芽を出す。「Leon」はライオン。花はライオンのイメージ。英名は「ライオンの耳」。白花もある。茎や葉にはシソ科特有の強い芳香がある。寒くなってから咲く花として有用。それは地中海性気候を原産地にする植物の特性。穏やかな寒さの中で咲く植物、サイネリアなども。 寒ボタン Paeonia suffruticosa     ボタン科 中国原産、落葉低木、牧野植物図鑑にはキンポウゲ科、後にシャクヤク、ボタンはボタン科に分離。中国北西部に自生、薬用にされていた。6世紀頃から観賞用としての栽培が始まり大流行、日本へは、奈良時代に入る。室町時代には新品種も作出され、江戸時代には更に、大流行し今日残る多くの園芸品種が作出され、大量に苗木の生産もなされた。その頃、シャクヤク台に接ぎ木する方法も開発され、一挙に増産され、島根県、新潟県がボタン産地になった。その頃、新たなボタンとして開発されたのが「寒ボタン」。何時の時代も、季節はずれの花を見たい欲望はだれにでもある。分類上では普通のボタンと同じ。その中から、夏の休眠が浅く、9月頃から新芽が伸び始め、12~1月頃に咲くタイプが選抜され「寒ボタン」と言われるようになった。寒ボタンにはかって30品種位あったと言われるが、今日では10種以下になってしまった。代表種が「栗皮紅:紅色八重咲き」、である。そして今日では一部の趣味者が栽培するくらいで殆ど生産されなくなってしまった。今日、冬に見るボタンは春咲きの普通種を抑制栽培により12月頃から咲かせ、鶴ヶ岡八幡宮などの境内で菰に囲われて咲いている姿が有名になった。これは「寒ボタン」をイメージしているだけで「寒ボタン」ではない。その為「冬ボタン」の名で別物(ブランド名)化されている。 ツクバネ(衝羽根)       Buckleya Joan ビヤクダン科 日本各地の樹林下に生える落葉低木、半寄生植物、ヒノキ等の近くで根に付いて養分を得ている。花は淡緑色の小花で目立たないが初夏に咲く。雌雄異株。花後に結実して「ツクバネ」状の実を付け、お正月用の切り花として珍重される。仲間は日本には珍しいビャクダン科に属している。ビャクダンは東南アジアが原産で古くから香りの強い材が得られ高価な日用品として利用されているが、その仲間がこのようなユニークな種になって日本に自生している事は不思議である。 センリョウ(千両)    Chloranthus glabra   センリョウ科 関東以西、東南アジアにまで広く自生、常緑低木。日陰で風の通さない、ややジメジメした場所を好む。センリョウの名は葉が蓼、実が仙物を思わせる事から「仙蓼果」であった。それがいつの間にか、縁起の良い名として万両と共に千両の文字が付けられた。中国名は「草珊瑚」。又、センリョウ科にはヒトリシズカ、フタリシズカ、チャラン、などがある。又、センリョウ科の茎には導管がなく仮導管で水を吸い上げている。それはコショウ科やウマノスズクサ科などと共に、進化の遅れた植物で、被子植物が出現する前に地上に現れた植物で「古草本」と呼ばれる。意外にも生きた化石なのである。その為、一時ワシントン条約に指定された程である。種名にある「グラブラ」は良く使われ、「艶のある滑らかな」の意味。 西洋ヒイラギ  Ilex aquifolium モチノキ科 欧州中南部、北アフリカ、西アジア原産、常緑高木。「イングリッシュホリー」の名で流通。欧州に常緑樹は少なく、しかも冬に赤い実が付く事で貴重。ヤドリギと共にクリスマス飾りに欠かせない。その為多くの園芸種が生み出された。白や黄色の班入葉種、又、実の色も赤の他、黄実種も。又、鋸歯が色々の形で入るものや、丸葉のものなど多数ある。近縁種としては、葉形が四角い「チャイニーズホリー」また、小型の「アマミヒイラギ」がある。同じヒイラギ(柊)でも、日本で魔よけに使われているものはモクセイ科で全くの別物。美しい実は付けないし、葉の付き方が違う。 クリスマスローズ    Helleborus niger    キンポウゲ科 欧州原産、常緑多年草、草丈20cm位、花は純白色、5弁花、12~2月頃に咲く。  学名のヘレボラスとはヘレイン(殺す)、ボラ(食物)、ニゲールは「黒い」の意で、「食べると死ぬ、黒い根」を意味するとおり、紀元前から強心剤や利尿剤としての効果が知られ、更に頭脳を明晰(眠気覚まし)の効果もある事から古代ギリシャの哲学者などが好んで用いていたと言われる。そしてその清楚なで上品な花が修道女達に好まれ、バラでもないのに「クリスマスローズ」の名が付けられた。又、古くは魔よけの植物として戸口に植える習わしが近世まで続いた。 今日クリスマスローの名はヘレボラス属を総称する言葉になっており、特に広く普及している Helleborus orientalis を指す場合が多いが、これは正しくは「ラテンローズ」の名がある。又、最近では種間交雑が盛んに行われ、優れた個体が選抜され、純粋なニゲール種やオリエンタリス種が少なくなりつつある。 カンツバキ(寒椿)     Camellia sasanqua  ...続きを読む...

2006年01月25日

花材:ギョリュウバイ、ワレモコウ、ルドベキア「タカオ」、ロウア柿、ユーパトリューム、リンドウ「岩手乙女」、小紫式部、ジョウロウホトトギス、夕霧草

ワレモコウ(吾木香、地楡)   Sanguisorba officinalis バラ科 日本全土のやや湿り気の多い山野に自生する多年草、葉の「奇数複葉」が美しい。茎は丈1m位に伸び、小さな花が集まって黒い球状花となり10月頃、茎先に咲く。漢名は「地楡」、これは葉がニレに似る事による。又漢方でこれの根を乾燥させたもを「地楡」と称し止血薬などとした。officinalis は薬になるの意。吾木香はキク科植物にその名の植物があり転用。 ルドベキア「タカオ」     Rudbeckia triloba キク科 北アメリカ原産、多年草、ルドベキアには多くの種があり、その殆どが、黄~橙色、大輪、一重咲き花。日本の風土にもマッチし、一部では野生化するものも見られる。そのような中から、茎は剛直で丈2m位になり、黄色、花芯部、黒色、半球状になる本種に「タカオ」の名が付けられ、ガーデン用、切り花用に人気。花期は8~11月。 ギョリュウバイ      Leptospermum scoparium  フトモモ科 豪州原産、常緑低木、フトモモ科はユーカリに代表される木、祝の木、テンニンカ、ミズレンブ、キンポウジュ、アスターチア、ワックスフラワーなどがあり、南半球に多い。「フトモモ」はあまり見かけないが、インドネシア原産で奄美大島あたりにまで広がり自生する植物、「蒲桃」の文字が付けられている。 ロウアガキ(老 柿)    Diospyros rhombifolia カキノキ科 中国原産、落葉低木、樹高3m程度、茎は直立、果実は3cm位、ヘタが実の大きさに比べ、大きく、反転し、「ツクバナ柿」の別名がある。実の色が濃橙色で美しい。雌雄異株。日本への導入は新しく第二次大戦以降、京都府立植物園に最初、導入。実生による変異個体が多く、色々な形や色の個体が選抜されている。 リンドウ(龍胆)   Gentiana makinoi リンドウ科 日本全土のやや湿った山野に自生する宿根草、茎は直立し背丈は30cm以上になり、花は濃青紫色、茎先に固まって咲く。花期は夏から秋。同属種は多く、2年草で春に咲く「ハルリンドウ」、鉢花向きの「キリシマリンドウ」、蔓になり赤い実の成る「ツルリンドウ」、珍しい黄色の「トウヤクリンドウ」などがある。最近作りだされた「岩手乙女」は紫味がなく、美しい青色が人気。リンドウの名の語源はリュウタン(龍胆)にあり、龍の胆のように根が苦く胃薬として古くから使われてる。 ユーパトリューム Eupatorium rugosum キク科 北アメリカ原産、多年草、草丈1m位になり8~10月に薄青か白色、アゲラッタム状花が咲く。花はアゲラッタムに似るが別属、ユーパトリューム属には日本原産の「ヒヨドリバナ」や「フジバカマ」が含まれる。 ユウギリソウ(夕霧草)  Trachelium caeruleum キキョウ科 南欧、北アフリカ原産、多年草、草丈1m位、花は青紫色の微細花で半球状になって咲く。花期は初夏から秋。寒さには弱い。日本への渡来は大正末期、誰が付けたのか「夕霧草」とは良い名が付けられた。切り花用として普及。今日、園芸用に苗も売り出されるが性質がデリケートであまり普及しない。又、キキョウ科と聞いて意外な感じもするが、植物の進化は様々。種名のカエルレウムはカエルレアが基、「青い色」を意味する。 コムラサキシキブ(別名:小式部)   Callicarpa dichotoma  ...続きを読む...
わ行

2006年01月25日

花材:ギョリュウバイ、ワレモコウ、ルドベキア「タカオ」、ロウア柿、ユーパトリューム、リンドウ「岩手乙女」、小紫式部、ジョウロウホトトギス、夕霧草

ワレモコウ(吾木香、地楡)   Sanguisorba officinalis バラ科 日本全土のやや湿り気の多い山野に自生する多年草、葉の「奇数複葉」が美しい。茎は丈1m位に伸び、小さな花が集まって黒い球状花となり10月頃、茎先に咲く。漢名は「地楡」、これは葉がニレに似る事による。又漢方でこれの根を乾燥させたもを「地楡」と称し止血薬などとした。officinalis は薬になるの意。吾木香はキク科植物にその名の植物があり転用。 ルドベキア「タカオ」     Rudbeckia triloba キク科 北アメリカ原産、多年草、ルドベキアには多くの種があり、その殆どが、黄~橙色、大輪、一重咲き花。日本の風土にもマッチし、一部では野生化するものも見られる。そのような中から、茎は剛直で丈2m位になり、黄色、花芯部、黒色、半球状になる本種に「タカオ」の名が付けられ、ガーデン用、切り花用に人気。花期は8~11月。 ギョリュウバイ      Leptospermum scoparium  フトモモ科 豪州原産、常緑低木、フトモモ科はユーカリに代表される木、祝の木、テンニンカ、ミズレンブ、キンポウジュ、アスターチア、ワックスフラワーなどがあり、南半球に多い。「フトモモ」はあまり見かけないが、インドネシア原産で奄美大島あたりにまで広がり自生する植物、「蒲桃」の文字が付けられている。 ロウアガキ(老 柿)    Diospyros rhombifolia カキノキ科 中国原産、落葉低木、樹高3m程度、茎は直立、果実は3cm位、ヘタが実の大きさに比べ、大きく、反転し、「ツクバナ柿」の別名がある。実の色が濃橙色で美しい。雌雄異株。日本への導入は新しく第二次大戦以降、京都府立植物園に最初、導入。実生による変異個体が多く、色々な形や色の個体が選抜されている。 リンドウ(龍胆)   Gentiana makinoi リンドウ科 日本全土のやや湿った山野に自生する宿根草、茎は直立し背丈は30cm以上になり、花は濃青紫色、茎先に固まって咲く。花期は夏から秋。同属種は多く、2年草で春に咲く「ハルリンドウ」、鉢花向きの「キリシマリンドウ」、蔓になり赤い実の成る「ツルリンドウ」、珍しい黄色の「トウヤクリンドウ」などがある。最近作りだされた「岩手乙女」は紫味がなく、美しい青色が人気。リンドウの名の語源はリュウタン(龍胆)にあり、龍の胆のように根が苦く胃薬として古くから使われてる。 ユーパトリューム Eupatorium rugosum キク科 北アメリカ原産、多年草、草丈1m位になり8~10月に薄青か白色、アゲラッタム状花が咲く。花はアゲラッタムに似るが別属、ユーパトリューム属には日本原産の「ヒヨドリバナ」や「フジバカマ」が含まれる。 ユウギリソウ(夕霧草)  Trachelium caeruleum キキョウ科 南欧、北アフリカ原産、多年草、草丈1m位、花は青紫色の微細花で半球状になって咲く。花期は初夏から秋。寒さには弱い。日本への渡来は大正末期、誰が付けたのか「夕霧草」とは良い名が付けられた。切り花用として普及。今日、園芸用に苗も売り出されるが性質がデリケートであまり普及しない。又、キキョウ科と聞いて意外な感じもするが、植物の進化は様々。種名のカエルレウムはカエルレアが基、「青い色」を意味する。 コムラサキシキブ(別名:小式部)   Callicarpa dichotoma  ...続きを読む...

2005年11月25日

10月の花(ワイルドオーツ、シュガーバイン、千日小坊、ペニセタム「銀狐」、スノーサンゴ)

ペニセタム「銀キツネ」 Pennisetum villosum 熱帯アフリカ原産  イネ科 ○セールスポイント 銀緑色の細葉から成る半球状の株の中から多数、花茎が出て、先端部に白くて柔らかな花穂がうなだれるように咲く。それは銀狐の太い尾の様で美しい。草丈は1m程度で手頃、狭い庭でも楽しめる。アフリカ原産でありながら、寒さに強く、屋外で越冬する。 ○付き合い方 日当たりの良い屋外で地植えにすると年々株が大きくなり成長が楽しめる。そして、葉や花穂がカールする為、傾斜地に植えると特によく映る。グラス類の中でも、本種は小さなポット苗でコンパクトな草姿で花穂も楽しめる為、鉢植えや秋の寄せ植えに最適である。 スノーサンゴ Solanum pseudocapsicum      園芸種     ナス科 ○セールスポイント 班入の小葉が密に付いたコンパクトな株に白から黄色、そして橙色に変色した丸実が幾つも付く。そのグラデーションが素晴らしい。フユサンゴの変異種で、そのイメージは一新。夏の間も枝は伸び過ぎず安定した草姿。冬の寒さに強く、日陰にもよく耐える。 ○付き合い方 1年中、屋外の気象条件にも十分耐え、地植えも可能であるが、草姿が小型でコンパクトな為、鉢植えか寄せ植えにして楽しむのが良い。夏はできるだけ日の当たる場所で健全に育てれば、冬は日の当たらない室内でもよく保ち、寒さにも耐える。 ワイルドオーツ Chasmanthium latifolium    北アメリカ原産    イネ科 ○セールスポイント 細い釣り糸のような花茎を湾曲させ、その先に濃緑色で平たい小判状の実がいくつも垂れ下がる。風に揺れるその風情は涼しげ。葉は夏に黄変する事なく、濃緑色が美しい。実は暑い夏に付き、秋には黄色に染まりながら、いつまでも付いたまま、初冬まで楽しめる。 ○付き合い方 綺麗な花が咲く訳ではないが、6~8号鉢に植え、大きく育て、笹のような力強い葉と、ひらひらと揺れる実を楽む。又、山野草風の寄せ植えにもよく映る。地植えもできるが全体が緑の為、目立つ場所に植える。冬は黄変し地上部は枯れるが翌年新芽が多数出る。 千日小鈴 Alternanthera porrigens 南アメリカ原産   ヒユ科 ○セールスポイント 細い茎を長く伸ばし、その先端に紫赤色の可愛い粒状の花をつけ、長く楽しめる。花束にカスミソウがあるように、寄せ植えにもそのような役割の花があつても良い。それが本種。秋の寄せ植えの展示会で使われている植物を調べてみたら本種がベスト3に入った。 ○付き合い方 花は秋遅くまで咲き続けるが、寒さを嫌う為、屋外にあるものは早めに軒下か室内に入れると、長く楽しめる。冬、寒さで葉や茎が痛んでも春には新たな茎が出直す。高温を好み多湿に強い為、春になったら屋外に出す。夏に1~2度切り戻しをして背丈を調整する。 パーセノシッサス「シュガーバイン」   Parthenocissus sp 園芸種   ブドウ科 ○セールスポイント 濃緑色で5枚の小葉から成る葉は径5cm程度と小さめで可愛い。ナツズタなどと同属であるが本種は常緑。蔓にはなるが樹勢が弱く、茂り過ぎる事もなく扱いやすい。その為、3号程度の小鉢でも楽しめる。樹液に甘みがあるのか?、シュガーバインの名が付く。...続きを読む...

2004年12月06日

花図鑑  ワ 行

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