2008年7月18日
08年 7月 ガーデンプランツ(ベニカノコソウ、アピオス、クリノデンドロン、サンスベリア・キリンドリカ、ラティビダ)

ガーデンセンターおすすめ/08年 7月ガーデンプランツ
ベニカノコソウ(紅鹿の子草) 英名:レッドバレリアン(Red Valerian) Centranthus ruber 南欧州、北アフリカ原産 オミナエシ科
○セールスポイント
細い茎を1m位に伸ばし、倒れそうになりながら紅色の小花が半球状に咲く。野趣に富む。その花の作りは細やか。5裂し距を持ち、香りがある。宿根草ではあるが短命。しかしこぼれタネで世代交代するしたたかさも兼ね備え、夏冷涼な土地では野生化も見られる。カノコソウは近縁種。
○付き合い方
秋か春にタネを蒔く。成長は早い。苗は数株固めて植えるか、他の宿根草や低木類と混植する。日当たりで肥料成分の少ないアルカリ土壌を好む。花は夏の暑さに耐えながら5月から9月頃まで咲き続ける。花には蜜が豊富。蝶や蜂が好む。背丈は高く切り花用。葉や根はハーブに。
アピオス(別名:アメリカホドイモ) 英名:グラウンドナッツ(Groundnut)など Apios americana 北アメリカ東部原産 マメ科
○セールスポイント
花は赤褐色、スミレのようで可愛い。手毬状に咲く。茎は蔓性、葉は羽状複葉。藤に似る。ちょっと変わった夏の観賞用草花にも見える。いや、これは北米インディアン達が食料として栽培していたもの。秋になると地下部に丸い芋が数珠状につく。我が国にも固有の「ホドイモ」がある。
○付き合い方
春に種芋を植える。観賞用に鉢植えも出来る。生育は旺盛、芋を沢山収穫するには地植えが良い。土の肥料分は少なくし堆肥を多く施用。暑さに強い。省エネ用語になった「緑のカーテン」に最適。10月頃芋を堀り上げる。芋は栄養価が高く健康食品。屋外で容易に越冬。
クリノデンドロン(別名:ランタンツリー) Crinodendron hookerianum チリ南部原産 ホルトノキ科
○セールスポイント
幹はあまり分枝せず直立。花は長く垂れ下がった花梗の先に付く。真っ赤で蝋細工のよう。開かない。東洋的な赤提灯のイメージ。葉は常緑で革質。濃緑色で艶がある。成長は遅く樹高は1m位。聞き慣れない科名。ホルトノキは日本にも自生しオリーブに似る事からその名が付く。
○付き合い方
性質はデリケート。鉢植えが良い。用土な鹿沼土やピートモスを混入した酸性土壌。株元はマルチング。半日陰で風を通さない場所を好む。花期は初夏。前年に伸びた枝に付く。花後にシュートを軽く剪定。寒さには強いが氷点下になると花芽や新芽が傷む事がある。繁殖は新梢挿し。
サンスベリア・キリンドリカ(別名:棒千歳蘭) Sansevieria cylindrica 熱帯アフリカ、アンゴラ原産 リュウゼツラン科
○セールスポイント
サンスベリアは「空気清浄機」の名でフィーバーしもう数年になる。以来主要な観葉植物として流通。しかしその殆どが「ローレンチ系」。本種には50種以上の種があり、変異に満ちている。本種などもっと多くの異なった種の登場が望まれる。ネギのように見えるが中は繊維の束。
○付き合い方
「千歳蘭」の名を復活させたい。明治末期に渡来し先人が付けた名。その驚異的な生命力を見抜いての命名。更に「空気清浄機」も。だから室内には必ず色々な観葉植物を置くようにしたい。日当たりを好むが耐陰性もある。太陽のエネルギーだけで育つ強健さがある。冬は水を全くやらない。
ラティビダ 英名:メキシカンハット(Mexican hat)、コーンフラワー(Coneflower ) Ratibida columnifera 北アメリカ原産 キク科
○セールスポイント
キクの花は一般に花芯部は舌状花で覆い隠される。これは最初から露出し緑色で円筒状。そこに付く筒状花は下部より咲き進み黒色。舌状花は基部に付くが下方を向けて伸びる。そのユニークな花形から数多くの名前が付く。葉は灰緑色、細裂し羽状。北米を代表するワイルドフラワー。
○付き合い方
1~2年草扱い。秋か春にタネを蒔く。根のはりが旺盛、出来れば直播きが良い。土壌は弱アルカリを好み砂利などを含む荒れ地で肥料分は少ない方が良い。日当たりを好み乾燥には極めて強い。花期は7~10月と長い。古株は冬に枯れる。こぼれタネが秋に芽を出し世代交代する。

