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2007年12月24日

世界で活躍する日本原産の植物達

        世界で活躍する日本原産の植物達

メジャーリーグにおけるイチローや松井選手などの活躍が毎日報道されそれを見るのが楽しみな毎日である。それと同じように日本の植物達も世界の檜舞台において大活躍しているのをご存知であろうか。
私は花一筋の道を歩みながら、海外の花き園芸の先進地へ出かける事を最高の楽しみにしている。若い頃はあまり出かけられなかったが最近は家族の理解を得ながら度々出かけられるようになった。行き先は植物園、ガーデンセンター、そして色々な名称で定期的に行われる花の展示会である。昔は見たこともない珍しい花や、最新品種の花に巡り会い、メチャクチャに感動したものである。しかし、最近は殆どのものは日本においても流通し目新しさはなくなってしまった。それよりもここ数年強く感じるのは日本原産の植物達を海外で見る事である。そしてそのパーフォーマンスの素晴らしさにただただ感心させられる。
6月には、カナダ東海岸をゆっくり1人で旅をしてきた。そして10数年ぶりで訪れたバンデューセン植物園で私を迎えてくれたのがヤマボウシの「サトミ」と言う赤花の品種である。10数本が並木になって見事に咲き競っていた。これは何年も前から私の店でも販売しているがこのような形で植えられるいるのを国内で見たことがない。更に目についたのはヤシの葉で屋根をふいた東屋を奥に配し、バナナをイメージして植えられているバショウである。バショウは寒さにかなり強く、バンクーバーで露地植えが出来る。それとよく似たものにシュロがある。これは1本ずつ鉢植えにされ何鉢も通路に並べられていた。これはヤシの木の仲間。トロピックなイメージで寒さには強い。
その後、訪れたブッチャートガーデンでは、真っ赤な実を付けた「アオキ」。日陰に植えられ、艶々の葉を輝かせる「ヤツデ」。ギボウシと一緒に植えられている、カラフルなシダ「ニシキシダ」。水辺には「クリンソウ」が。遠目に見える樹木の中に真っ白に雪を被ったような木は「ヤマボウシ」。低木で弧を描くように白い八重咲きの花を咲かせるのは「バイカウツギ」のスノーボールである。 また、ガーデンセンターでは「アジサイ」の「エンドレスサマー」が目をひいた。これは何年か前から聞いていたが、アメリカで作り出されたと言う四季咲き性のアジサイである。アジサイは西洋アジサイ、ハイドランジアなどの名で逆輸入されて久しい。ところが花ではなくアジサイの開花習性が変えられて、夏の間も新芽に新たな花を付けると言うもので最近これも逆輸入されている。
その他、今までに欧州などで見た中で印象に残っているのは、落葉樹の下で数十本もの集団になって咲く「ユキモチソウ」。鉢植えで何輪も豪華に花を付けた「シシンラン」、葉の美しいスゲの「シマニシキ」、「紅シダレモミジ」。ノリウツギのミナズキと共に赤花種「ピンクダイアモンド」。そして「ハクロニシキ」や「シキミア」、等々である。
それらはどこで見ても、遠く離れた異境に地にありながらその地の景色にとけ込み個々の素晴らしいパーフォーマンスを発揮しているのである。ここに至るには19世紀多くのプラントハンター達が何度も来日し、日本の植物を持ち帰り単調な西欧の自然の景観を豊かなものにする為、育て上げようと努力した結果なのだろう。そして今、住環境の中で花や緑に求められるものは「自然を感じる・・・」と言う事が大きなテーマなのだと感じた。それに日本の植物達が最もふさわしと言う事のようである。

Posted by nagara at nagara : 09:09