2007年6月 4日
07年6月のガーデンプランツ(ヒマラヤホウセンカ、イセナデシコ、タラヨウ、コンボルブルス「メアリーチーク」、アカバナエゾノチチコグサ)

ガーデンセンターおすすめ/07年 6月ガーデンプランツ
ヒマラヤホウセンカ Impatiens glandulifera インド東部、ヒマラヤ原産 ツリフネソウ科
○セールスポイント
茎は中空、太くて剛直、背丈は1,5m以上に。小枝も多数出し大株になる。花は先端部に多数付け、固まって咲く。葉はザラザラで荒々しい。これでも1年草。種子を鉄砲球のように遠くへ飛ばしながら、あらゆる環境に適用。繁殖力旺盛。欧州では侵略的外来種と言われる。
○付き合い方
春に直播きをする。場所はあまり乾燥しない腐植質に富んだ土壌。真夏は半日陰になる塀や樹木の北側が良い。大株になる為、1平方メーター以上の広い場所が必要。 荒れ地や花壇のバックグランドに最適。ツリフネソウのような趣のある花が日当たりの庭で楽しめるのがうれしい。
アカバナエゾノチチコグサ(赤花蝦夷の父子草) Antennaria dioica `Rosea´ 北半球北部原産 キク科
○セールスポイント
茎葉は白色の毛に覆われ、銀緑色、丈は5cm程度、マット状、横に広がる。5~6月頃、茎立ち、背丈10cm程度に伸び、先端部に真っ赤な頭状花が数個、固まって付く。その姿は愛らしい。北海道北見から千島には野生種があり、花は白~薄桃色。高山植物でありながら栽培は容易。
○付き合い方
流通名「蝦夷父子草」は誤称。小鉢に入れて窓辺で楽しむ。寄せ植えにも有用。夏の乾燥を嫌う為、土壌は水保ちの良い砂混じりの土が適する。光には年中よく当てる。しかし真夏は直射を避け、風通し良く、長雨の当たらない軒下に移動。冬も株は残る。繁殖は株分けか実生。
コンボルブルス「メアリーチーク」 Convolvulus althaeoides sb, tenuissimus 「Mary Cheek」 南欧州原産 ヒルガオ科
○セールスポイント
葉は細長く裂け、糸状でシルバーグレー。花は径3~4cmの程よい大きさ、ラッパ状。透明感のある薄ピンク色。シンプルなその姿は貴婦人をイメージ。幼苗の姿は緑色の丸形葉。別物にしか見えない。茎が伸び始めると一挙に変身。地面を這うか下垂する。その長さは1m位。
○付き合い方
日当たりと乾燥、砂の混ざった土壌が好き。暑さに強い。蔓性でも伸び過ぎる事なく手間いらず。ハンギングにするか腰高の鉢に植え下垂させる。性質は強健、南面の石組みなどに地植えしても旺盛な生育をする。寒さにやや弱いが、関東以西であれば露地で越冬。繁殖は挿し木。
タラヨウ(多羅葉) Ilex latifolia 日本、本州中部以西 モチノキ科
○セールスポイント
筆記用具がなくても、枯れ枝の先を尖らせ、タラヨウの葉の裏面に文字を書くと、すぐに黒く浮き出てくる。それで情報の伝達がされた時代があった。「葉書」の葉はタラヨウの葉。インドでは昔、仏典をオウギヤシの一種「貝多羅樹」に書き写した。それが語源で「多羅葉」。
○付き合い方
樹高10m以上の大木になる。モチノキに似るが葉型が大きい。初夏に黄緑色の小花が葉液に固まって多数付け、秋には結実。しかし雌雄異株。雌株にしか実を付けない。奈良を旅し、二月堂の境内でこの木の老木を発見。来歴を物語っている。旅の感動がまた一つ増えた。
イセナデシコ(伊勢撫子) Dianthus ×isensis 園芸種 ナデシコ科
○セールスポイント
花弁は細裂し長く垂れ下がる。その長さは15cmにも。四季咲撫子(常夏)と河原撫子との交雑により生まれた。それが伊勢松阪の武士の手により改良が進められ、京都や江戸でも大流行。伊勢には独自の花文化がある。花菖蒲や菊、等。共に共通するのは、花弁が垂れ下がる事。
○付き合い方
1年草扱い。9月頃にタネを蒔くか、挿し木でも殖やせる。本葉4~5枚になったら、4~5号の深鉢に3~4本植える。寒さには強く、屋外で容易に越冬。春になり茎立ってきたら支柱を立て倒伏防止。花は四季咲性で花期は不定。播種期を変えたり、切り戻しをしながら何度も花を楽む。

