岐阜北法人会誌「篝火」 表示

サザンカ(山茶花)
Camellia sasanqua ツバキ科
新たな年を迎え1年が始まる今、色々な花が咲き競った庭も、そこは冬枯れの季節。草木は寒さをこらえて春を待つ。しかし、日本の四季に休みはない。そんな時にも咲く花があった。「サザンカ」である。人々はこの花と共に、寒さを忘れ、冬の季節を楽しみ、勇気と希望を抱きながら新たな年をスタートさせる。それは多くの詩歌に詠われている事からもうなずける。
山茶花を雀のこぼす日和かな 正岡子規
懐かしい、童謡に「焚き火」がある
さざんか さざんか 咲いた道・・・
演歌では大川栄作の「さざんかの宿」がよく知られている。
さらに森進一には「さざんか」がある。
春に咲く花よりも、北風に咲く花が好き・・・
サザンカは日本固有の花でありながら万葉集などに詠まれる事もなく、江戸時代以降に全国に広まった。原産地は九州、四国以南、山口県が北限とされる。現地では幹は堅く、農具の柄などに使った事により「カタカシ」の名で呼ばれていた。サザンカの名は江戸時代になり関東などに於いて多くの園芸品種が生み出されるようになり、椿の中国名「山茶」に「花」を付け「サザンカ」と呼ぶようになった。
Posted by nagara at nagara : 21:03