2006年11月 9日
11月のガーデンプランツ(アラム・イタイカム、ソリダゴ、アオキ「ロザニィー」、ダンドク、西洋カマツカ)
ガーデンセンターおすすめ/06年11月ガーデンプランツ

アラム・イタリカム Arum Italicum
南欧、小アジア、北アフリカ原産 サトイモ科
○セールスポイント
秋、落葉樹の下でトウモロコシの実が真っ赤になったようなものが櫛刺しにされ、地面に立っている。回りに葉はなく、その光景は異様。誰かがいたずらをしたのかと思う。葉は12月頃から出始める。その葉は三角形で葉脈は白い模様となり美しい。花は仏炎苞、黄緑白色で筒状。
○付き合い方
サトイモ科の球根は春に植える事が多いが、本種は秋に植える。植え付け後すぐに芽を出し12月頃には葉を茂らす。寒さには強いが、樹木の下のような場所が良い。実を付ける為には3~5球、固めて植え、同時に咲いた花同士で交配をする。夏には休眠し花茎だけが残る。
ソリダゴ Solidago Hybrid Cultivers 園芸種 キク科
○セールスポイント
秋、荒れ地で猛威をふるっているセイダカアワダチソウと同属種と聞くと嫌われそう。ところが、今、カスミソウやスターチスなどと共に切り花として人気。北米原産の原種を基に作り出された園芸種。茎は剛直、背丈は1m以上になり大きな円錐型の花穂は葉が見えなくなる程。
○付き合い方
近くにある植物を枯らしてまで繁殖する性質は持ち合わせていない、からご安心を…。宿根草や低木類と一緒に庭に植えるか、大きめの深鉢に寄せ植えにする。生育が旺盛でよく繁殖する為、殖えすぎら、株を掘り起こし、小さくする事が重要。宿根草花壇では欠かせない作業。
アオキ「ロザニィー」 Aucuba japonica ROZANNIE 日本原産 ミズキ科
○セールスポイント
これほどドラマに満ちた木はない。欧州に持ち込まれたのは1783年。それは雌株。日本では真っ赤な実が付く事を知った。雄株がなくては実が成らない。1861年、ロバート・フォーチュンはその雄株を求め来日。1864年には実の付いたアオキが英国の展覧会に出品。
○付き合い方
変化に富んだ美しい班入葉種の多い中、本種はただの緑葉、しかし真っ赤で艶のある実が付き、背丈はやや低い、鉢仕立てに最適。一般にアオキは雌雄異株。しかし本種は雌、雄健在の両性花、雄株がなくても1株で実が成る。青磁の陶器鉢に植え、和風感覚で室内に置きたい。
ダンドク Canna indica 熱帯アメリカ原産 カンナ科
○セールスポイント
花は原種にこそ、その魅力が潜んでいる。今日のカンナを生んだ「ダンドク」。先人は「美人芭蕉」の名をつけた。アメリカ大陸発見後、タバコ、ヒマワリと共に欧州に渡り、同時に日本にも渡来。花は細弁でシンプル。雄しべ、雌しべ、共に健全、よく結実し、面白い実が付く。
○付き合い方
葉は長楕円型、葉先は尖り、節間は長く、背丈は1,5m以上、伸び伸びと育つ。その美しい草姿は宿根草とも1年草ともよく調和し高低差のある花壇が出来る。ベランダなどでは10号以上の深鉢に植え、秋遅くまで楽む。冬、地下に塊根を残す。これを凍結させないよう注意。
西洋カマツカ(別名:アロニア) Aronia arbutifolia
北アメリカ原産 バラ科
○セールスポイント
もう30年も前、植木の産地、稲沢でストランバエシア・ダヴィディアーナの名で仕入れた事がある。これは中国原産、常緑低木。外観は本種に似ている。横枝はあまり広がらず、茎は真っ直ぐに上方に伸びる。姿勢の良い落葉低木。感心するのは花が咲けば間違いなく実が付く事。
○付き合い方
鉢仕立てにしても、庭に植えても良い。日当たりか、やや日陰になる場所でも良い。乾燥とアルカリ土壌を嫌うが普通の土壌であれば問題はない。容易に挿し木ができ、小鉢仕立ても可能。カマツカとは別物、あまり艶のない実の色は野趣に富み、渋さを楽しみたい。

