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2006年10月 1日

9月のガーデンプランツ

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ガーデンセンターおすすめ/06年 9月ガーデンプランツ

フィゲリウス「イエロートランペット」(別名:ケープフクシャ)              Phygelius aequalis ` Yellow Trumpet ´  南アフリカ原産    ゴマノハグサ科
○セールスポイント
ガーデンプランツに求められるものは花の美しさだけではない。表情や雰囲気も重要。背丈は1m以上になり、淡黄色で細長い筒状花がゆらゆらと垂れ下がるようにして咲く様は独特の表情と雰囲気がある。他の樹木や宿根草と良く調和し、庭の中で見る姿が特に印象的。

○付き合い方
赤花種など種間交雑による園芸種も多いがどれも性質は変わらない。日当たりで湿り気を好む。屋外で地植えに出来るが、夏は半日陰になる塀や樹木の側が良い。寒さには極めて強いが、地上部は痛む。春に古い茎を地際近くまで切り戻し新たな茎を出させる。株は吸枝で殖える。


ガイラルデア「イエロープルム」(別名:天人菊) Gaillardia pulchella `Yellow Plume ´
                    北アメリカ南部原産      キク科
○セールスポイント
赤に黄の一重咲種はよく見る。本種は八重咲き。キク科植物の花は舌状花と筒状花からなり、一般的には舌状花が増える事により八重咲きとなる。ところが本種の場合は異なる。舌状花を捨て筒状花一つ一つが5弁の花に進化し、全体で1輪の八重花を作る。ヤグルマギクも同様。


○付き合い方
明治の頃渡来し、先人達が付けた名が「天人菊」。その名を大切にしたい。先人の見たものは花よりも茎や葉であった事に気がつく。それを天女の羽衣に見立てた。秋か春に蒔くと春~初夏から秋まで咲き続け、1~2年で枯れる。寒さに強い1年草。タネは筒状花の為、良く採れる。


エチナセア「ホワイトスワン」(別名:紫馬簾菊、コーンフラワー)         
    Echinacea purpurea `White Swan ´ 北アメリカ東部原産    キク科
○セールスポイント
基本種は紫花。本種は白花変種。舌状花は蕾の上で円形に整列、そして成長しながら横に広がる、更に下方に垂れ下がる。それを日本人は纏の馬簾に見立て「紫馬簾菊」と名付けた。花芯部の筒状花は黄金色に輝き、円錐形に肥大。西洋人はコーン(円錐)フラワーと名付けた。

○付き合い方
ルドベキアなど似た花は多い。しかし本種には不思議な魅力がありナチュラルガーデンにピッタリ。日当たりと排水の良い広い場所に地植えにする。鉢植えの場合は最初6号、後10号以上の深鉢。この花を見ながら、江戸の街で火消しが威勢良く回した馬簾を思い起こして欲しい。


セイヨウニンジンボク(西洋人参木) 英名:Chaste Tree    Vitex agnus-castus   
             欧州南部、西アジア原産         クマツズラ科
○セールスポイント
木は大きくなって困る、剪定した枝の処理も、と言われる人が多くなった。そんな人におすすめが本種。落葉低木、葉は細裂し掌状、良い香りがする。麻薬に使う麻(アサ)の葉に似るが花を見て安心。古代ローマ時代から人との関わりは深く、英名はチェストツリー(貞節の木)。

○付き合い方
若木でもよく花が咲き、5~6号の深鉢で育てるのも良い。地植えは場所を取らないよう、立ち上がりは1~2本の幹で、上方で枝を出させる。樹高は3m位でおさまる。場所は日当たりか半日陰で、適度な湿り気があり、冬は寒風の当たらない所が安全。果実は女性薬として有用。

スズカケソウ(鈴掛草)     Veronicastrum villosulum            
             岐阜県西濃地方に自生          ゴマノハグサ科
○セールスポイント
牧野富太郎博士は岐阜県西濃地方の竹林に僅かに自生とした。今日では他県でも確認されているが絶滅危惧種。江戸時代には園芸植物として栽培。幕末に来日したロバートフォーチュンは庶民も路地裏で園芸を楽しんでいる日本人を見て驚いた。そこに本種もあったのかもしれない。

○付き合い方
半日陰を好む常緑蔓性多年草。5~6号の深鉢に植える。茎はアンドンなど支柱に登らせるのも良いが下垂させるか、這わせるのが自然。庭では石組の上などに植え、茎が垂れ下がるように伸ばす。直射光を避け、適度な土壌と空中の湿り気を保つ事が重要。乾燥による葉ダニに注意。