2006年10月 1日
06年 10月のガーデンプランツ

ガーデンセンターおすすめ/06年10月ガーデンプランツ
ツルコウジ(蔓柑子) Ardisia pusilla 本州中部以西に自生 ヤブコウジ科
○セールスポイント
ヤブコウジ、万両、カラタチバナは江戸時代からもてはやされ、多くの園芸種を生んだ。ところが同属種でもう1種あったが今日まで誰も見向きもしなかった。茎は這いながら勝手に伸び、葉縁は切れ込みが入り荒々しい。秋に実が着け、冬に赤熟、艶があり美しい。
○付き合い方
庭木の下などに地植えも出来るが、5~6号の浅鉢か4~5号で和風の深鉢に植えるのが良い。茎は蔓性で鉢の中でまとまりにくいがやや深植えにして茎を固定させる。それでも株の形が乱れるが、その荒々しさが自然な風情で魅力。春になったら外に出すが、直射光と風通しを嫌う。
センニンソウ(仙人草) Clematis terniflora
北海道南部以南、朝鮮、中国、台湾に自生 キンポウゲ科
○セールスポイント
秋、草むらの中で白い小花が群がって咲いている。センニンソウである。園芸種として栽培される事はなかったが、クレマチスの繁殖用台木に使われた。原種系クレマチスが人気の今日、是非本種にもスポットを当てたい。花は4弁の十文字咲き。夏も鮮緑色の羽状複葉も魅力。
○付き合い方
株元が日陰になり、いつも適度な湿り気のある場所に地植する。樹勢が旺盛な為、草花や低木を覆ったり、樹木に絡まって登ったりする。不用な枝を切り捨て、残った枝をトレリスやフェンスに誘引する。鉢植えは10号位の深鉢に1m以上の高さのアンドンを立て巻き付ける。
カリガネソウ(雁草) Caryopteris divaricata 日本全土、朝鮮、中国に自生 クマツズラ科
○セールスポイント
丈夫な宿根草、数年すると株は径1m、背丈は1m以上の大株になる。その先端部に青い小花が多数、穂状に咲く。花型が面白い。シベは上方で弧を描くようにカールし、花は逆立ちをしているよう。その花型は何故か遠いアフリカに自生する別属のブルーエルフィンに似る。
○付き合い方
半日陰か日当たりであまり乾燥しない場所に地植えする。株は大きくなり存在感がある為、コーナーなど目立つ場所がおすすめ。花型がユニークな為、5号程度の鉢で仕立てるのも良い。その場合、夏前に一度切り戻しをすると適度な背丈で花がつく。茎葉は悪臭を放つため注意。
ハナシキブ(花式部) Caryopteris clandonensis 園芸種 クマツズラ科
○セールスポイント
ダンギクの個体変異種ではない。20世紀初頭、ダンギクとC, mongholicaとの種間交雑が英国において行われ、本種など、多くの園芸品種が作出された。その数種は庭園を飾る価値ある花木として英国で高く評価。その特色は茎は木質化しやや横に広がり、葉は銀色を帯びる。
○付き合い方
鉢植えを秋に購入し花が終わったらそのまま屋外に置き春を待つ。3月頃、一回り大きめの鉢に植え替える。その時、枝先を1/2から2/3位切り戻し、肥料を与える。又、地植えができるようであれば、花が終わった時点で庭におろす。その場合も切り戻しは3月まで待つ
。
アンデスの乙女(別名:ハナセンナ) Cassia corymbosa ブラジル、アルゼンチン原産 マメ科
○セールスポイント
秋は実物と紅葉の季節。花木は少ない。そんな思いに反し、葉は秋でも鮮緑色、樹高2~3m、半球状の樹を覆うように鮮黄色の花が咲く。寒さが心配だが岐阜市で地植えが出来る。渡来は新しいのか牧野植物図鑑にはない。しかし戦前には渡来しハナセンナの和名が付く。
○付き合い方
数年前から「アンデスの乙女」の名で小鉢仕立てにされたものが大量に流通するようになった。そのまま鉢植えにして育てても花の美しさは分からない。そして冬に寒さで枯らしてしまう。地植えで育てて欲しい。地植えならば寒さにも耐え、秋に華やかに咲く花を見て誰もが感動する。

