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2006年1月24日

花材:グロリオサ、グラジオラス、ケイトウ

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グロリオサ       Gloriosa rothschildiana   ユリ科
1903年にアフリカのウガンダで発見されヨーロッパにもたらされ、切り花用に大変もてはやされた。それが日本にも渡来したが、日本の生け花には不向きで普及しなかった。しかし戦後、西洋のフラワーアレンジメントの普及と共に、日本の生け花も大胆な作品がつくりだされるようになり脚光を浴びるようになった。
グロリオサは土中に細長い球根をもつ多年草。寒さに弱く、春植え球根植物として取り扱う。茎は蔓状に伸び、葉の先が巻ひげ状になり、他のものに絡まって成長する。花は夏に咲く。日当たりを好み、高温多湿に強い。秋には葉が黄変し、冬になると地上部は枯れる。球根は凍結させないよう越冬する。炎にも似た華やかな花形からグロリオサ(栄光)の名が付く。

グラジオラス     Gladiolus spp アヤメ科
グラジオラスは17世紀の中頃、主に南アフリカからフランスなど欧州諸国に導入され、品種改良が始まり、後、アメリカ、カナダでも改良が進み今日の豪華な園芸種にまで発展した。その原種は北アフリカ、地中海地方、西アジアなど各地に自生し300種にものぼると言はれる。その中の12種くらいが親になり今日の園芸種が生まれた。ゆえに品種により花色は豊富で早咲き種から晩生種まで花期の幅が広い。日本への渡来は明治初期。ダリアと共に、春植え球根植物としてメジャーな存在であるが、今の時代、春この球根を買って庭に植える人は少ない。営利用に植え付け時期をずらしながら露地植えにして切り花用に多く栽培され、手頃な値段で豪華な花が楽しめ、その需要は減ったと言いながらも多い。またグラジオラスには秋に植える、春咲き種(早咲き種)がある。茎はやや細く、花数は少ない原種に近い系統で、コルビリーアルバ、ニンフ、コメット、チャームなどの品種がある。これらは半耐寒性の為、冬は霜よけをし越冬して4月に花を咲かせる。
グラジオラスの名の語源は葉の形が剣(つるぎ)の形に似ている事による。

ケイトウ(鶏頭) Celosia cristata  ヒユ科
ケイトウは戦後の平和がおとずれた時、荒れ果てた土地に元気よく咲き競い、誰もがその花を見ての新たな花の時代の到来を感じとった。そして昭和40年代になりプラスチックのプランターに花を植え屋外で楽しむようになり、サルビア、マリーゴールドと共にケイトウも使われ、多くの園芸品種が作出された。その筆頭がファイアーグローであった。それは在来の「鶏冠ケイトウ」ではなく、終戦前、福岡県八女市の大月留吉氏がインドから持ち帰った花冠が球状になる久留米鶏頭を改良したものでAASにも入賞しゴールドメダルに輝いた。又、花穂が鶏冠状にならず、円錐型になる「ヤリケイトウ」と、房状になる「羽毛ケイトウ」があり、これらも切り花用や花壇用に品種改良が進められ学校の花壇や公園などの花壇に多く用いれれた。そのような花は今日、四季咲き性の強いペチュニア系の花に押されあまり人気はなくなってしまった。ところが「ベネズエラ」の名で世に出た、花穂が細い筒状の「野ケイトウ」の改良種は3倍体でタネができない為、いつまでも咲き続ける為、人気がある。この「野ケイトウ」は従来あまり注目される事のなかった日本の野生種であるが、古く中国から渡来し万葉集にも「韓藍」(カラアイ)の名で登場する。これは普通の鶏頭の原種のように思われるが学名は(Celosia argentea)で別種。