第3回もっと知ろう、生け花、花材講座
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│ 第3回 もっと知ろう生け花、花材講座 │
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(有)長良園芸 安 藤 正 彦
<日 時> 平成17年11月27日(日) 午後1:30~3:30 .
<場 所> 岐阜県立国際園芸アカデミー
<テーマ> 花の多様な生き方と栽培環境
美しく多様に進化した花は、微細な種子や球根、根や茎から、株分けや挿し木、接ぎ木 で繁殖し、健 全に生育し、立派な成株になったものだけが咲く事ができる。その開花に 至るプロセスを考える。
園芸品種の変遷
○需要がなくなる
古典園芸植物 おもと(万年青)、変化朝顔、風貴蘭、春蘭、寒蘭、万両、ツワブ キ、エビネ、寒牡丹、観音竹、花菖蒲、カキツバタ、椿、
流行による品種の変遷
菊、バラ、アスター、カーネーション、パンジー、
○ウイルスに汚染される(栄養系種)
百合、シンビジューム
美しい花が美しく咲くためには「健全な生育」
・自分が生まれ育ったのと同じ環境の大地にしっかりと根を張る
・根が健全である
・土壌から水や空気、栄養分が得られる
多様な生き方
○原産地の違い
欧 州 (ノコギリソウ、カスミソウ、ヒナゲシ、スイセン、スカビオサ、デルフィニューム、ワスレナグ サ)
地中海 (アネモネ、キンセンカ、クリスマスローズ、ニゲラ、スイートピー、スターチス、ストック、ラ イラック、ラベンダー、夕霧草)、
中近東 (エキザカム、ベニバナ、ラナンキュラス、シクラメン、スイートサルタン、チューリップ)、
中央アジア (エリンジユーム、オリエンタルポピー、除虫菊、矢車菊、アリアム)、
北アフリカ (エニシダ、金魚草、サイネリア、)、
アフリカ (グロリオサ、ペニセタム、パニカム、ペンタス)
南アフリカ (ジャノメエリカ、ガーベラ、カラー、クンシラン、ライスフラワー、プロテア)、
豪 州 (アカシア、カンガルーポー、貝細工、ボロニア、ユーカリ、ピンククッション)
ニュージーランド(入才ラン、クレマチス・カルトマニージョー、ワイアープランツ)
南太平洋 (デンファレ、ヘリコニア、ハイビスカス、ブーゲンビレア)
東南アジア (コチョウラン、クルクマ、デンドロビューム、バンダ)、
インド (ケイトウ、サンタンカ、)、
中 国 (梅、テッセン、蓮、ブッドレア、桃、木蓮、牡丹、芍薬、秋明菊)
日 本 (アスチルベ、桔梗、ハナショウブ、リンドウ、菊)、、
北アメリカ (コレオプシス、ウインターコスモス、宿根フロックス、クジャクアスター、トルコ桔梗、リアト リス)
中アメリカ (アンスリューム、ポインセチア、カトレア、百日草、ヒモケイトウ、ブーバルジア、コスモ ス)
南アメリカ (アマリリス、アルストロメリア、パンパス、ペチュニア)
○ローカルな環境に適応
・日陰、 アンスリューム、クンシラン、サンタンカ
・半日陰、 クリスマスローズ、クルクマ、秋明菊
・水中、 蓮、カキツバタ
・水辺、 ハナショウブ、アスチルベ、カラー
・乾燥地、 アルストロメリア、ライスフラワー、パンパス
・高山性 スカビオサ、ニゲラ、ワスレナグサ
○生育特性
・1年草 春蒔き ペチュニア、コスモス、百日草、ケイトウ、ベニバナ
秋蒔き サイネリア、キンセンカ、矢車菊、オリエンタルポピー、金魚草
2年草 デルフィニューム、ナデシコ、
宿根草 宿根フロックス、桔梗、アスチルベ、ガーベラ、カスミソウ、除虫菊
球根(1)春植え アマリリス、リアトリス、クルクマ、カラー、グラジオラス
秋植え チューリップ、ラナンキュラス、アネモネ、スイセン、アリアム
球根(2)鱗茎(Bulb) 短縮した茎に鱗葉が重なり合う
チューリップ、アイリス、アマリリス、スイセン、ヒアシンス、百合、バイモ、黒ユリ、
球茎(Corm) 短縮した茎が球状に肥大、アヤメ科
グラジオラス、フリージャ、クロッカス
塊茎(Tuber) 短縮した茎が塊状に肥大し、皮膜で覆われない
シクラメン、球根ベゴニア、アネモネ
根茎(Rhizome) 匍匐茎が肥大
カンナ、ジンジャー、カラー
塊根(Tuberous root) 根が肥大
ダリア、ラナンキュラス、アルストロメリア
木本性 ライスフラワー、プロテア、アカシア、ポイセチア、ボロニア、ユーカリ
草本性、色々
這性 サンキライ、ワイヤープランツ
蔓性 スイトピー、クレマチス
着性 カトレア、バンダ、デンドロビューム
直幹性 アグロステンマ、ケイトウ、コスモス、皇帝ダリア
木立性 バラ、木立ベゴニア、
厳しい環境ではシンプルライフで適応
砂漠 サボテン、奇想天外、
湿地 食虫植物、白玉星草、ミミカキ草、サギソウ、トキソウ
○開花習性
日長依存型
短日性 菊、ケイトウ、コスモス、百日草、ダリア、ポインセチア
長日性 マーガレット、ペチュニア、トルコ桔梗、キンセンカ、金魚草
中 性 パンジー、ゼラニューム、スイセン、シクラメン、チューリップ
低温依存型(低温を感じ、休眠から目覚め、成長開花9
桃、桜、コテマリ、フリージャ、チューリップ、ダリア、グラジオラス、百合
栄養依存型(一定の大きさの株に成長したら、花は咲き続ける)
シクラメン、ゼラニューム、ガーベラ、アンスリューム、ハイビスカス
美しい花色を出すには
○温度変化
高原の花や、秋の花は美しい
○日照時間
欧州の花は美しい
○土壌PH
日本のアジサイやツツジの花は美しく咲く
営利切り花の栽培環境
○適地で栽培 露地、暖地、高冷地、温室
○開花調整 冷蔵処理、短日処理、ホルモン処理
○生育調整
○病虫害消毒
○海外から輸入
Posted by nagara at nagara : 20:47